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2025年8月22日の『ROAD TO UFCシーズン4 準決勝』に続き、23日(土)に中国・上海の上海インドア・アリーナにて『UFC Fight Night: Walker vs. Zhang』(UFC Fight Pass/U-NEXT配信)が開催された。中国本土におけるUFCイベントとしては4度目。現地プライムタイムで行われた。
▼ライトヘビー級 5分5R
〇ジョニー・ウォルケル(ブラジル)22勝9敗(UFC8勝6敗)
[2R 2分37秒 TKO] ※右カーフ→パウンド
×ジャン・ミンヤン(中国)19勝7敗(UFC3勝1敗)※UFC3連勝でストップ
ライトヘビー級のジョニー・ウォーカーあらためウォルケルは、24年1月にマゴメド・アンカラエフとの再戦でKO負け後、6月にヴォルカン・オーズデミアにも1R KO負けで現在2連敗中。
対するジャン・ミンヤンは、MMA12連勝中でUFC3連勝中。2023年6月の『ROAD TO UFCシーズン1』第1試合でワンマッチで出場し、トゥコ・トコスを1R KOに下してUFCと契約。2024年2月にブレンドソン・ヒベイロ、11月にオジー・ディアス、2025年4月の前戦で アンソニー・スミスを、いずれも1R KO・TKOで下すなど殺傷能力の高い打撃を武器とする。
ウォルケルがトップ10に留まるか、ミンヤンがとって替わるか。
1R、手を下から差し出したミンヤンにグローブタッチ無しでダブルレッグに入ったウォルケル。ミンヤンはちょうど差し上げる形でトップに。フルガードのウォルケル。ミンヤンはインサイドガードから中腰で鉄槌。立ち上がるウォルケル。
ともにオーソドックス構え、右のオーバーハンドのウォルケル。追うミンヤンは右から左。すぐに組むウォルケルは右で差して押し込み。離れ際に右ヒジを突き、首相撲ヒザはミンヤンはブロックで突き放す。
会場の大声援を背に前に出るミンヤン。右カーフのウォルケルを追うとウォルケルはダブルレッグ。ここも切るミンヤンは右を肩口に。初回から足を使うウォルケル。ミンヤンが右ハイを狙って、ウォルケルが右オーバーハンドを見せてホーン。
#UFCShanghai Official Result: Johnny Walker (@JohnnyWalker) defeats Zhang Mingyang via TKO at 2:37 of Round 2.
— UFC News (@UFCNews) August 23, 2025
Complete Main Card Results ➡️ https://t.co/RsQr838GnA
2R、中央に出るミンヤン。ウォルケルは右ロー。右回り。右カーフを外受けしたウォルケル。セコンドの指示をいったん止める。右オーバーハンドを2発のミンヤンに回るウォルケルは右カーフを返す。右カーフのミンヤンは笑顔も、ウォルケルが右カーフを返すと、ミンヤンの動きが止まる。
One devastating calf kick was all it took! 😤
— UFC_Asia (@UFC_Asia) August 23, 2025
🕺@JohnnyWalker turns the tables on Zhang Mingyang and takes the TKO! #UFCShanghai pic.twitter.com/C5ELCqMgBm
さらにウォルケルは右カーフを2発! ダウンしたミンヤンにパウンドのウォルケル。頭を抱えたまま動けないミンヤン。レフェリーがしばらく見て止めた。マットにうつ伏せになり、いつものパフォーマンスを見せたウォルケル。練習したこともあるミンヤンを下し、連敗を2で止めた。
試合後、ウォルケルは「こんにちは、上海。(カーフキックについて)兄弟、ただ蹴れ、だ。(2人は以前一緒にトレーニングをしたことがあるそうだが、カーフ・キックトレーニングで気づいた弱点だったのか?)トレーニングはトレーニング、ファイターは戦う。トレーニングだけでは何も得られない。とても友好的で、互いに助け合う。私たちの潜在能力の全てを知らない。(この復帰と勝利はあなたにとって何を意味する?)Samurai FC、UCMMA、EBDでタイトル戦を3回も経験したのに、今こそUFCのタイトル戦への挑戦の定義を見たい。
今日は中国のタフなファイターが大きなスウィングをして、本当に良い相手だった。タフな奴と戦うのは大変だけど、耐久力がある。今日は顔にブッシュを食らった。そして何度も攻めて、ついに彼を倒した。これはアニメみたいだ。凄いよね?」と語った。






