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2025/08/23 16:08

【プレリム】

▼ライト級 5分3R
〇ゲージ・ヤング(米国)10勝3敗(UFC1勝1敗)
[判定3-0] ※30-27、29-28×2
×ハイサアー・マハシャテ(中国)10勝4敗(UFC2勝4敗)

 1R、ともにオーソドックス構えから。長身から右前蹴りのマハシャテに、ヤングは右カーフ。マハシャテも右ストレートを突き、右ハイ。ワンツーの右で押し戻すヤング。右カーフを打つマハシャテはボディストレートも。

 右から左のマハシャテに、右でフラッシュダウンをヤング。すぐに立つマハシャテ。ヤングの蹴りがローブローに。中断、再開。

 ワンツーで素早く入るヤング。ともに「指を相手に向けないように」と注意。ワンツーの入りに、マハシャテも右を入れる。しかし、踏み込んでワンツースリーとまとめるヤングはダブルレッグテイクダウン。下から足を手繰り、立ち上がるマハシャテは内股で投げ。残すヤングは組んで押し込み。ホーン。

 2R、左右からヤングは組んで押し込み左で差して下に入るが、突き放すマハシャテ。ヤングは左ジャブで前に出ると、マハシャテも左ジャブ。ジャブ、右左と繋ぐのはヤング。さらにアッパーから右フックを当てると、マハシャテの軸がブレるように。

 右ヒジを狙うマハシャテ。かわすヤングと近い距離で右ヒジの打ち合い。しかしそこでダブルレッグテイクダウンはヤング! 背中を着いたマハシャテに右で枕、マウント、バックもフックが取れたヤング。疲弊したマハシャテが立ってホーン。ヤングのラウンド。

 3R、シングルレッグのマハシャテを切るヤング。互いにローの打ち合いもバランスを崩すマハシャテ。シングルレッグを潰されたマハシャテは金網背に。突き放したマハシャテ。ジャブの刺し合い。右オーバーハンドから左ヒジを放つマハシャテ。ブロッキングのヤングは右を突いてダブルレッグから小外がけも倒せず。

 マハシャテはケージ背に右小手。右ヒジで体を入れ替える。スタンド。ヤングのジャブに右をかぶせに行くマハシャテ。ともに消耗戦に。マハシャテのシングルレッグを足を抜いたヤング。さらにマハシャテのシングルレッグを切ると首相撲ヒザ。

 ワンツーヒザのヤング。左をブロッキングしてボディロック。右小手の投げのマハシャテに残すヤングは突き放してホーン。判定3-0(30-27、29-28×2)でヤングがUFC初勝利。

 試合後、ヤングは「この勝利は本当に必要だったよ、兄弟。最初の2試合、1つはコンテンダーシリーズでの試合、もう1つはカンザスシティでの急なオファーでの試合で、どちらも才能のあるライト級選手との対戦だった。勝つ必要があった。ここにいる資格があることを示さなければならなかった。私にとって良いことだし、チームにとっても、故郷の町にとっても良いことだ。だから、兄弟、良い気分だよ。

 マハシャテは本当に手強い相手だった。この階級にしては背が高い。距離を詰め、内側に入り、テイクダウンを取ることだった。絶対にこのレベルでは、本当に1次元的な戦い方では通用しない。全てを融合させる必要がある。だから、この試合ではテイクダウンを少し見せるのが戦略の一部だった。私はより美しいファイター、より計算された戦い方を誇りに思っているから、あの部分は少し痛手だったけど、勝ったから文句は言えない」と語った。

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