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【UFC】ウォルケルが中国ミンヤンをカーフで崩してTKO勝ち、スターリングがオルテガをアウトMMAで完封、パブロビッチが連勝アコスタを止める。フライ級でス・ムダルジが判定勝ち、ジョンソンがカヴァナに逆転TKO勝ち! 復帰ドーカスがペレイラを43秒KO、ユ・スヨンがシャオ・ロンに判定勝ち

2025/08/23 16:08

▼フェザー級→キャッチウエイト(155lbs)5分5R
〇アルジャメイン・スターリング(米国)25勝5敗(UFC17勝5敗)
[判定3-0] ※50-45×3
×ブライアン・オルテガ(米国)16勝5敗(UFC8勝5敗)

 オルテガは24年2月にヤイール・ロドリゲスとの再戦で肩固めで一本勝ちでリベンジを果たしたものの、24年9月にディエゴ・ロペスに判定負けしており、今回が再起戦。

 元バンタム級王者のスターリングは、24年4月のフェザー級転向初戦でカルヴィン・ケイターに判定勝ち。12月のモフサル・エフロエフ戦ではグラウンドコントロールでエフロエフに上回られて判定負け。こちらも再起戦となる。

 オルテガが体重を落とせなかったため、フェザー級戦から155ポンドのキャッチウェイト戦に変更。

 1R、グローブタッチ。中央を取るスターリング。オルテガは右を伸ばす。スターリングは左ジャブ、スイッチして歩いて左右。スターリングの右カーフにバランスを崩す。

 さらに右カーフのスターリングに右を合わせに行くオルテガ。互いに右の打ち返しもまだ遠い。スターリングはステップして左ジャブ、右ロー。左ジャブ、右カーフのスターリングにオルテガは待ちの状態。

 スイッチしてサウスポー構えのからオーソに戻したオルテガは左ハイをスナップで打つ。ガードしたスターリングはジャブ。オルテガは右アッパーの入り。かわしたスターリング。ホーン。スターリングのラウンドに。

 2R、5R戦で慎重になるなか、左ジャブを突くのはスターリング。オルテガはジャブから連打は、まだ出ない。スターリングは右バックフィスト。オルテガは右ハイを突く。右関節蹴りのスターリング。左ジャブを刺したスターリング。さらに右。オルテガのワンツーをバックステップでかわすスターリング。右のダブルで前に。下がりながら右を狙うオルテガだが、互いにクリーンヒットはせず。ジャブをこつこつ突くスターリング。右の打ち合いが目に入ったとオルテガは主張、動画確認でスターリングの右は有効打に。

 再開。詰めるスターリングにオルテガはサークリングでブーイング。ともに右の蹴りのモーションでホーン。2Rもスターリングのラウンド。

 3R、スターリングの右ローにバランスを崩すオルテガ。スターリングは右ジャブ。オルテガは右インロー、2発目がローブローも、スターリングは続行望む。オルテガは右の強いロー。スターリングはそのローを掴んでテイクダウンにはギロチンを警戒してか行かず。

 右ジャブのスターリングは右カーフでオルテガをこかす! すぐに立つオルテガも右ローを返す。右ローのスターリングに左ローのオルテガ。詰めるオルテガに左右ステップのスターリングは回りながらジャブ&右ロー。右の蹴りを掴んだオルテガだが、スターリングは足を抜いてサークリングでホーン。オルテガは左から右で、前に。そこにスターリングがバックフィストを打ってホーン。ここもスターリングのラウンドに。スターリングは自分からグラウンドには行かない。

 4R、前手の左フックを突くオルテガ。左右にサークリングのスターリングは細かい右カーフ。左ジャブ。ワンツーから左フックのスターリング。ブロッキングで追うオルテガだが、詰めきれず。

 ワンツースリーで前に出るオルテガにジャブでアゴを上げさせるスターリング。オルテガは追いかけるが、レスリングで強いのはスターリング。そこでジャブ&ローと組みのディフェンスでコントロールできれば、アウトボクシングに徹することが出来る。

 詰めてついに四つに組んだオルテガだが、小外でテイクダウンはスターリング! ケージに頭を詰まらせるスターリング。下のオルテガはクローズドから首に手を巻き、腰を切り腕十字狙い。それを察知してかわして鉄槌のスターリング。

 5R、右カーフのスターリング。打って離れる。オルテガは右を振って詰めるが、左右にサークリングのスターリングが胴に組むが、突き放し。ついに足に入ったオルテガ。それを潰したスターリングが上に。クローズドガードのオルテガは足を放して、そこにサイドを狙うスターリングに立ち上がるオルテガは右ボディ。スターリングの組みを切るオルテガが前に。

 サークリングするスターリングにブーイングに。打ち合うことはしないスターリングは、前がかりになったオルテガにここで組んで脇を潜り、バッククリンチから足を払ってバックからリアネイキドチョーク狙いから固執せずにトップに。

 そこにオモプラッタから三角絞めを狙うオルテガに外したスターリングは鉄槌! オルテガが蹴り上げで立とうとするところをすぐに押さえてパウンドしてホーン。ここもスターリングのラウンドに。

 判定は3-0(50-45×3)のフルマークでスターリングが勝利。勝者はアレクサンダー・ヴォルカノフスキーの名前を挙げた。

「50-45のスコアだったが、ブライアンは本当にトリガーを引かなかった。それには驚いたか?」と聞かれたスターリングは、「私は、過去の傾向から後半で私を消耗させる戦略だったと思います。135ポンドは、全く異なる体重クラスで、はるかに厳しい体重調整でした。まだ少し疲れていました。今は歳を取ったから、昔のように思っていたけど、まだ頑張っています。皆さんに素晴らしいパフォーマンスを見せられることを願っています。生き残らなければならなかった。中国から追い出されそうだった(苦笑)。

(次は誰と?)この世界で十分やったと思う。経験は豊富だ。最も有利な歴史を防衛してきた。UFC史上最多の逆転勝利を挙げた選手の一人だと信じている。フェザー級に参戦し、自分の役割を果たしたい。ベルトをかけて2度戦った本当にタフな相手と戦った尊敬するヴォルカノフスキーは本当に凄い選手だが、再びベルトを懸けて戦う機会を得たい」と語った。

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