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2025年7月27日(日)『超RIZIN.4』さいたまスーパーアリーナ大会のメインイベント・RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、判定が2-1に割れた朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs.クレベル・コイケ(ボンサイ柔術) の採点の内訳を、JMOC(日本MMA審判機構)が28日、公開した。
▼第15試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
×クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
[判定1-2]
〇朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)
レフェリー:長瀬達郎
ジャッジ:
豊永 稔/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
松宮智生/赤・クレベル [D 0-0/ A 0-0/ G 20-0]
石川喬也/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
ジャッジ3者とも、ダメージ(D/50%)、アグレッシブ(A/30%)は「0」で、朝倉とクレベルに差は無し。その場合マストで振り分けるジェネラルシップ(G/20%)で、2者が朝倉を支持、1者がクレベルを支持したことで、判定が2-1に割れていたことが分かった。
試合後の会見で勝者の朝倉は、スプリット判定になったことについて、「普通に終わったときは3-0で勝ったと思っていて。有効打をもらっていないので」「“ヤバイだろ”って言いそうになっちゃいました」と吐露。
続けて、「RIZINの判定って『ダメージ』が一番最優先だと思ったのですけど、ただまあ『アグレッシブ』さがクレベルのほうが評価されたのかなと思いました。そこはレフェリー、審判がどう取るかなので。まあ、いいんじゃないですか」と、「アグレッシブ」で票が割れたのでは、と推測していた。
一方のクレベルは、「朝倉はただサバイブしただけ。唯一の有効打は彼がグラウンドで自分に与えたヒジで、それ以外はビデオを見てみたら分かると思うけど、自分は何も打撃を受けていない。自分の方が前に出て攻めていしたし、フィニッシュに向かって戦っていた」と、判定に不満を表明していた。
RIZINのジャッジはラウンド毎の10点法ではなく、「15分間の試合全体で評価」するトータルジャッジ。
7.27さいたま|超RIZIN.4
— JMOC | 日本MMA審判機構 (@mmaofficials_jp) July 28, 2025
■第15試合 RIZIN MMAルール フェザー級 5分3R
×クレベル・コイケ
判定1-2
〇朝倉未来
レフェリー:長瀬達郎
ジャッジ:
豊永 稔/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
松宮智生/赤・クレベル [D 0-0/ A 0-0/ G 20-0]
石川喬也/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]#JMOC_DEC pic.twitter.com/posj9X7iam
今回のメインの判定結果は、「ダメージ」「アグレッシブ」ともに、両選手にポイントは無し。その場合、優先順位最後の「ジェネラルシップ」は必ず差を見い出して採点することになっている。その「ジェネラルシップ」のマスト判定を3Rを通してどちらが獲っていたか、の勝負になっていた。
「ジェネラルシップ」とは、立ち技・組み技の双方において、いかにリングを支配し、相手をコントロールするか。「エリアコントロール」が「ジェネラルシップ」の採点として評価されている。
朝倉未来とクレベル・コイケ、どちらが試合をコントロールしていたのか。





