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レポート

【PFL】元同門対決ペティスがストッツに打ち勝つ。ミドル級はデイビスvs.ロスタ、ライトヘビー級はコーリーvs.カルロスJr、ヘビー級はロマノフvs.ポポフの決勝に。アリ孫が初一本負け! アルブレックソンは3連続TKO負け

2025/06/28 09:06

▼バンタム級 5分3R ※選手名からインタビュー
〇セルジオ・ペティス(米国)24勝7敗 134.2lbs(60.87kg)
[判定3-0] ※29-28×3

×ラウフェオン・ストッツ(米国)21勝3敗 135.8lbs(61.59kg)

 当初、2022年4月にBellatorバンタム級ワールドグランプリ1回戦で、ルーファスポーツの「同門対決」として組まれていた両者の対戦だが、ペティスが負傷欠場。その後、ペティスはタイトルマッチでパトリシオ・ピットブルを下し、王座統一戦でパッチー・ミックスに一本負け。2024年6月の前戦『RIZIN.47』では堀口恭司に判定負けでMMAでは2連敗となっている。その後、ボクシングマッチをこなし、ボクシングテクニック、テイクダウンディフェンスを磨いてきたという。

 元暫定王者ストッツは、レスリングベース。ペティスが欠場した22年のBellatorバンタム級トーナメント一回戦でフアン・アーチュレッタにKO勝ちで暫定王座獲得。準決勝でダニー・サバテロに判定勝ち。決勝でパッチー・ミックスに1R KO負け。その後、サバテロとの再戦で判定勝ちし、24年10月のPFLで3Rリアネイキドチョークで一本勝ち。強いレスリングと柔術の融合が武器。

 1R、ともにサウスポー構え。ペティスはオーソにスイッチ。右ロー、ワンツー。ラボーナも見せる。ストッツは右ジャブで詰めて左ミドルハイをガード上に。サウスポー構えになるペティスは右ジャブ。ストッツのワンツーをさばく。

 ペティスは左の後ろ蹴りを腹に突き、二段蹴りを見せる。さらにペティスはシングルレッグの動きも。ここは反応するストッツ。ペティスは右ジャブをヒット。

 ストッツの入りの打ち終わりに右ジャブ。さらにオーソにスイッチ。ストッツはダブルレッグテイクダウン! ハーフからフルガードにするペティス。三角絞めを狙いゴング。打撃でペティスのラウンドか。

 2R、バックフィストを突くペティスに詰めたストッツが右でバランスを崩したか、ペティスが下に。残り4分。ハーフから右で脇差すストッツは左で細かいパンチ。左で枕。押さえ込まれたペティスは下から足を戻してフルガードに。ストッツが右を落としてゴング。

 3R、中央を取るストッツ。右ジャブ。オーソに構えるペティスは右ストレートもストッツはステップバック。ストッツの前手がアイポークに。すぐに再開。

 サウスポー構えでワンツーの刺し合いはペティス。オーソにスイッチして右前蹴り。ストッツは左ストレートもガード上。右ジャブでアゴを上げさせる。

 オーソのペティスはストッツの左の打ち終わりに右ストレート、右ハイ。ガード上ながらストッツも展開が欲しい。左ミドルをかわしたペティス。ストッツの遠間からのシングルレッグを切ったペティスは右、スイッチしての右後ろ廻し蹴りをガード上に突く。

 ワンツーからダブルレッグテイクダウンはストッツ。しかし残り時間が少ない。ペティスは金網背にするとストッツが引き出して背中を着かせるもゴング。

 判定は3者29-28で、打撃で上回ったペティスが勝利。2連敗から脱出した。

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