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【PFL】元同門対決ペティスがストッツに打ち勝つ。ミドル級はデイビスvs.ロスタ、ライトヘビー級はコーリーvs.カルロスJr、ヘビー級はロマノフvs.ポポフの決勝に。アリ孫が初一本負け! アルブレックソンは3連続TKO負け

2025/06/28 09:06

▼ミドル級準決勝 5分3R
〇ダルトン・ロスタ(米国)185.4 lbs
[判定2-1] ※29-28×2, 27-30

×アーロン・ジェフリー(カナダ)186 lbs
※ロスタがリベンジ、決勝進出

 ミドル級トーナメント準決勝は23年8月以来の再戦に。

 ロスタは、少年時代からレスリングとボクシングを習い、アメフトでも活躍。アマチュアMMAで7勝0敗、アマチュアボクシングで6勝0敗の戦績後、プロMMAで10勝1敗。23年8月にアーロン・ジェフリーに判定負け後、ノルベルト・ノベニ・ジュニアにマジョリティ判定で勝利。25年4月の一回戦はサディブ・シーに2R ダースチョークで一本勝。29歳。

 ジェフリーは、Cage Furyでミドル級王座を獲得後、21年にコンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。その後Bellatorに参戦し4勝2敗。ジョン・ソルターとファビアン・エドワーズに敗れている。一回戦はムラド・ラマザノフにスプリット判定勝ち。テイクダウンの際でのダーティボクシングを得意とする。MMA16勝5敗、32歳。

 1R、先に中央を取るジェフリー。左回りのロスタは右カーフ。ジェフリーは右前蹴り。右オーバーハンドから組むも、すぐに切るロスタは左ジャブ。右から組むジェフリーに差させず離れるロスタ。

 ジェフリーは右カーフ、前蹴りから組み。左で差し上げるロスタはヒザ。首相撲で体を入れ替えたロスタは左右。ジェフリーはケージまで押し込むが腕を差せない。

 突き放したロスタは右ボディ。しかしジェフリーは右ストレートから左! ケージ背にすると、ジェフリーは右ヒジを突いて右で差し。シングルレッグに移行も、足を抜き、突き放すロスタ。組むジェフリーを入れ替えて押し込みゴング。

 2R、ジェフリーは詰めて早々にダブルレッグからシングルレッグで持ち上げるも左足を抜くロスタ。すぐに右を振って組むジェフリーは首相撲ヒザも突き放すロスタ。左右を振って詰めるジェフリーに、その場跳びヒザのロスタ。

 しかし、ジェフリーの圧力を受ける。右で差してヒジ、左で太腿に鉄槌。さらに崩しに行くジェフリー。離れるロスタに右カーフ。

 ジェフリーの右をかわして体を入れ替えダブルレッグのロスタに、首をギロチンで狙うジェフリー。嫌ったロスタが体を上げる。左で差して押し込むロスタ。ジェフリーは右小手、左でフレームを作ると、ロスタは両差し。そこに鉄槌を突くジェフリー。

 3R、ジャブのロスタを詰めて圧力をかけて組んだジェフリー。左で差してボデイ打ち、ヒザも。ケージ背にするロスタは右に離れるもすぐに詰めるジェフリー。

 突き放したロスタの右前蹴りで詰めるジェフリー。首相撲ヒザのロスタに、ジェフリーは左右ボデイ打ち。煽ってバッククリンチから崩しも、ロスタはここで突き放す。

 右を当て、左ミドルのロスタも、構わず詰めるジェフリー。体を入れ替えたロスタは左ボディから右フックでケージに詰めるが、ジェフリーも肩を前に出して上体を左右に振ってディフェンス。ゴングに笑顔を見せた。

 判定2-1(29-28×2, 27-30)のスプリットに割れ、ロスタが勝利。ジェフリーにリベンジし、決勝進出をきめた。

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