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レポート

【K-1 KRUSH】涙のタイトルマッチ、勝った高梨knuckle美穂も敗れたパヤーフォンも号泣。軍司泰斗が玖村修平を降して再起、不可思はTKO勝ち

2019/10/13 21:10

▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHT クルーザー級(90kg)3分3R・延長1R
〇植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
×工藤勇樹(エスジム/初代蹴拳ライトヘビー級王者)


 両者とも初代クルーザー級王座決定トーナメントに出場した選手で、それぞれタイトルも保持している。工藤は23勝(14KO)18敗2分、植村は9勝(6KO)10敗。両者は1度対戦しており、工藤が勝利を収めている。


 1R開始直後、植村が右フックで工藤をグラつかせる。工藤は前蹴りで距離を取るが、植村は前へ出て左右フックを当てに行く。


 2Rも前へ出てパンチを放っていく植村は、右フックを振り抜いてダウンを奪う。工藤は前蹴り、後ろ蹴り、飛びヒザ蹴りを放つが、植村に距離を詰められて顔面にフックをもらう。両者とも疲れが見え始めた。


 3R、植村が至近距離でパンチを振り回すが、工藤も打ち返す。ボディを打つ工藤だが、植村の振り回す連打で防戦一方に。最後は工藤もパンチを返していったが、植村が判定勝ちでリベンジに成功した。

▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHT スーパー・バンタム級(55kg)3分3R・延長1R
×小倉尚也(スクランブル渋谷)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10、10-9
〇龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
※本戦の判定は30-29、28-29、29-29


 小倉は6月にK-1の舞台にも立った強打の持ち主で、戦績は13勝(7KO)7敗2分。龍斗は3勝8敗1分の22歳の新鋭。


 1R、圧力をかけて右ローを蹴っていくのは小倉。龍斗は左右に回り込みながらジャブ&ロー。前に出る小倉を龍斗がパンチで迎え撃つ展開で、小倉は左フックの空振りが目立つ。


 2Rも同様の展開となり、龍斗は前蹴りも加えてくるが、小倉の詰めが速くなってきた。右ローで足を止めにいく小倉。

 3Rも強引に詰めていく小倉が右ローと左フック、右ストレートで攻める。龍斗もカウンターの右ストレートで迎え撃ち、両者決め手なく三者三様のドロー。


 延長R、小倉は前に出ての右ストレート&左フック、龍斗は右ストレートで迎え撃つ。小倉のパンチ&ヒザでボディをかばう仕草が見える龍斗。手数を出して攻める小倉に龍斗もヒザを蹴り返す。終盤、荒くパンチを打つ小倉に龍斗はヒザと左右ハイもヒットさせて、龍斗が判定2-1で延長戦を制した。

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