キックボクシング
レポート

【RISE】大森隆之介が鈴木真彦からダウンを奪う殊勲の勝利、梅井泰成がダウン奪い有井渚海を退ける、良星が久しぶりの“ノンストップ・ハイスピードバトル”笑顔の殴り合いで勝利もぎ取る、翼が京谷祐希に逆転KO、伊藤澄哉が鮮やか一発KO勝ち、奥山雅仁が北井智大からダウン奪い勝利、戸井田大輝が激闘判定勝ち、第2試合で吉田晄成と児玉侑慎がハイレベルな好試合

2025/04/19 17:04

▼第8試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
×京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級6位)
KO 3R 1分28秒 ※右フック
○翼(TARGET/同級11位)


 京谷は強打と当て感の良さで連戦連勝。2010年に『DEEP☆KICK』で皇治と対戦し、当時無敗だった皇治に初黒星を付けた。2012年6月には『Krush』で武尊と対戦し、当時5戦5勝の武尊からダウンを奪った末にドクターストップでTKO勝利。2016年10月には『HOOST CUP』にて玖村修平からも勝利を収めるなど実力者ぶりを発揮した“伝説の壊し屋”。その後、怪我のため試合から離れたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。2024年11月に足がつって長谷川翔にTKO負け、2025年1月は伊東龍也に判定負けと連敗を喫した。戦績は19勝(10KO)13敗2分。


 翼は第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者で、2022年10月に負傷判定ながら花岡竜から勝利を奪った一戦が光る。しかし、その後は泥沼の3連続KO負けと調子を落としたが、2024年2月に小林大樹から勝利を奪った。2024年12月には京介に判定勝ち。戦績は13勝(6KO)6敗1分。


 1R、京谷はジャブを上手く当てていき、右ストレート、右フックにつなげていく。翼はもらいながらも前へ出て距離を詰めてのパンチ連打。



 2Rもジャブを多用してしっかり当てる京谷。それでも前へ出て来る翼に右ストレートがヒットし、翼は組み付いてダウンを防いだが、ブレイク後の右ボディでダウン。再開後、右ストレート、右フックで猛攻を加える京谷に耐える翼は前へ出て組んでのヒザ。



 3R、両者とも目の下を腫れあがらせながらの打ち合いが続くが、ジャブを当てるのは京谷。それでも前へ出て打ち合いを挑んでいく翼に京谷がコーナーへつまり、翼がなぎ倒すような右フックでダウンを奪う。京谷は立ち上がれる様子がなく、翼の逆転KO勝ちとなった。



 翼は「作戦通り戦えなくて。まだまだなのでもっと練習します」と涙声でのマイク。

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