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2024年3月2日(日)東京・有明・TFTホール500にて『GRACHAN73×BRAVE Fight35』が開催される。
プロおよびアマチュアカードも行われる同大会では、アマチュア対抗戦として『第2回MMA甲子園』バンタム級優勝者・渡部大斗の参戦が決定。プロ部門では、GRACHAN選抜とBRAVE軍による対抗戦が実現し、ライト級ランカーたちが凌ぎを削る。
【追加カード】
▼第3試合 ライト級 5分2R 延長1R
アリアン・ナカハラ(ボンサイ柔術名古屋クレベルコイケジム)
望月貴史(BRAVE)
追加カードでは、クレベル・コイケジム推薦選手として、アリアン・ナカハラ(ボンサイ柔術名古屋クレベルコイケジム)が参戦。ナカハラはカナダ出身の20歳の新鋭。

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アマチュアキックボクシングで3戦3KO、アマMMAでは2024年11月の「アマチュアDEEP公武堂ファイト59」でMVPに輝くなど、4戦4勝と無敗のままプロデビューを果たす。
今回、対戦するのは、BRAVEジム所属で2024年のPANCRASEネオブラッドトーナメントフェザー級準優勝の26歳・望月貴史。勢いのある若手同士の対決に注目が集まる。
『GRACHAN73×BRAVE Fight35』
2024年3月2日(日)有明・TFTホール500
▼第9試合 メインイベント ライト級 5分2R 延長1R
ロクク・ダリ(TRI.H Studio/同級1位)
芳賀ビラル海(MASTER JAPAN東京/同級2位)
12月の『GRACHAN HELIOS』でロクク・ダリにスプリット判定勝ちで王座防衛を果たした林“RICE”陽太がベルトを巻くライト級で、ランカーたちが凌ぎを削る。
ライト級で2つのランキング戦が決定。1位のロクク・ダリ(TRI.H Studio)と2位の芳賀ビラル海(MASTER JAPAN東京)が対戦する。
ダリは2024年5月に能登崇に判定勝ち後、SBルールにも挑戦。年末のGRACHAN林戦で厳しい判定で惜敗した。
芳賀はプロデビュー4連敗から4連勝中。2024年は3月に岸本篤史に判定勝ち後、5月の藤村健悟戦では、1Rアメリカーナで一本勝ち。
ライト級ランキング1位に君臨するロクク・ダリは、強烈な打撃と圧倒的なフィジカルで相手を押し込むパワーファイター。過去の試合でもKO/TKOの戦績が多く、“当たれば試合を終わらせる”迫力を持つ。一方、2位の芳賀ビラル海は日本拳法仕込みの素早い出入りによる打撃に加え、近年は組みや寝技での一本勝ちも増えているオールラウンダーだ。特に相手の動きを読んで放つカウンターや、レスリング力を駆使したテイクダウン&サブミッションの攻防は要警戒ポイントとなる。
そんな両者は“ライト級トップコンテンダー決定戦”とも言える直接対決。序盤からロクク・ダリのパワフルな打撃が炸裂すれば、一気にKO決着へ向かう可能性が高い。一方、芳賀ビラル海が巧みなステップと組みの強さを活かして主導権を握れば、サブミッションによる一本勝ちも見えてくる。
オーソの芳賀に対し、スイッチヒッターのダリ。ともに強打と強い組みを武器とするなか、前戦で一本勝ちしている芳賀のケージレスリングとトップコントロールがダリにも通用するか。
1位・2位という立場ゆえに、どちらも負けられないプライドが激しくぶつかりあう一戦となるだろう。果たして、真のライト級トップに立つのはどちらか――注目度MAXのメインイベントだ。
GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦
▼第8試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 ライト級 5分2R 延長1R
草訳駿介(リバーサルジム立川ALPHA/同級5位)
岸本篤史(BRAVE/同級4位)
ライト級4位の岸本篤史(BRAVE/同級4位)と5位の草訳駿介(リバーサルジム立川ALPHA/同級5位)がサバイバルマッチに臨む。
草訳駿介は192cmというライト級屈指の長身から繰り出すロングレンジのパンチが最大の武器。かつて野球に打ち込んでいたことで培った強靭なリストから生まれる一撃は、前戦でベテラン小谷直之をTKOした勢いそのままに相手を仕留める破壊力を持つ。一方、岸本篤史は上下を打ち分けるパンチのバリエーションが豊富で、パワフルなボディブローも含めてストライカーとしての完成度を高めている。
岸本は、RIZINでビクター・コレスニックに敗れた後、2023年10月にダリとドロー。12月に林にスプリット判定負け、2024年3月に芳賀に判定負けで連敗したが、2024年12月の前戦で大道翔貴に2R 左フックでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。
草訳は191cmの長身を活かし、2023年12月から怒涛の3連勝も、2024年9月大会では、芳賀ビラル海の負傷欠場により急遽、植田豊と対戦し、一本負け。12月の前戦で小谷直之に2R TKO勝ちで再起を遂げている。
岸本のボクシングに草訳はスタンドでいかに立ち合い、金網際を制するか。両者ともGRACHANライト級ランキング上位に位置するだけあって、打撃戦の火力は折り紙付き。序盤からKOを狙った激しい殴り合いとなるのか、それともMMAの総合力を活かした作戦が飛び出すのか――試合の行方はまさに未知数だ。打撃が得意な者同士だからこそ、先に距離を制するのがどちらかが大きな勝敗のカギを握る。対抗戦のメインを飾るにふさわしい、剛腕同士のぶつかり合いに注目したい。
▼第7試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 ライト級 5分2R 延長1R
藤村健悟(和術慧舟會TLIVE)
高橋正寿(BRAVE)
藤村健悟は、近年の試合で回転系の寝技やサブミッションでフィニッシュを量産しているオールラウンダー。とはいえ、基本的には打撃の応酬を好まず、積極的にグラウンドへ持ち込んで勝負を決めるスタイルが特徴だ。
一方、高橋正寿はレスリングと柔術のハイブリッドファイター。柔術大会で優勝を果たすなど、国内トップクラスのグラウンドテクニックを持つ。
両者とも寝技のフィニッシュ力が高い一戦だけに、序盤からどちらが先に有利なポジションを奪うかが勝敗の鍵となるだろう。特に藤村が回転系の動きを使って一気にテイクダウンやサブミッションへ移行するのか、高橋がレスリング力を活かしてトップをキープし、自慢の柔術で極めを狙うのか。
“打撃戦よりもグラウンドでの決着”の可能性が高い試合ながら、両者ともに一本を奪い合う攻撃的な寝技を展開するため、スリリングな瞬間が続くことは間違いない。
▼第6試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 バンタム級 5分2R 延長1R
萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
石坂空志(BRAVE/リレイズ東京)
バンタム級で注目を集める新鋭・石坂空志は、久保優太の内弟子として培った打撃に加え、BRAVE GYMで磨いたレスリングや柔術を融合させた“ダブルネーム”スタイルを確立。もともとは柔術をベースとしながらも、近年はアグレッシブな打撃と着実に強化されたテイクダウン技術を武器に、試合を全局面で支配する総合力を身に付けている。
一方、対戦相手の萩原一貴は所英男の弟子として確かなグラウンド技術を持ちながら、負けん気の強さゆえに打撃戦を選びがちな“熱戦メーカー”。近況では勝ち星から遠ざかっているが、毎回ベストバウトを生み出す激しさは要注目だ。
両者のファイトスタイルは一見“打撃 vs グラウンド”の構図にも思えるが、それぞれが持つ総合力の高さから、どの局面でも勝負が動きうる試合展開となりそうだ。石坂のケージコントロール技術が試合を支配するのか、それとも所イズムを継承する“熱いファイト”が相手のリズムを狂わせるのか――バンタム級の新旧エネルギーが激突する一戦に注目が集まる。
▼第5試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 60kg以下契約 5分2R 延長1R
金森琢也(DOBUITA)
松本将希(BRAVE)
GRACHANチャレンジを経てプロに昇格したストライカー・金森琢也。やるかやられるかという“殺気”溢れる打撃で試合を作るファイトスタイルが特徴だ。対する松本将希は、徳島ラーテルジム初のプロ選手として空手15年・キック3年の打撃経験に加え、宮田和幸の先輩である和田敏行氏からレスリングを学ぶなど総合力を磨いている。
“倒すか倒されるか”を信条に前に出続ける金森の強烈なパンチが、松本の空手仕込みの打撃とレスリングの組み合わせを上回るのか、それとも松本が多彩な攻撃と組み技の妙で試合を支配するのか。60kg契約とは思えないパワフルかつスリリングな激突になりそうだ。
▼第4試合 GRACHAN選抜 vs BRAVE軍 対抗戦 フライ級 5分2R 延長1R
後藤浩希(リバーサルジム新宿Me,We)
テム(BRAVE)
GRACHANチャレンジを経てプロデビューし、戦績1勝1敗の後藤浩希は、Fired Up Gymからリバーサルジム新宿Me,Weへ移籍後、今回が初陣。新環境で培った技術や戦略がどこまで完成度を高めているのかが大きな注目ポイントだ。フライ級ながらスピーディな動きと粘り強い組みを武器にしてきたが、移籍後の初戦でどう進化を見せるのか期待が高まる。
対するテムはモンゴル出身。バックボーンとなる格闘技は持たないものの、BRAVEでMMAを始めてからメキメキと頭角を現した選手だ。モンゴル人特有の身体能力と組み力の強さが最大の武器で、豪快なテイクダウンやパワフルなグラウンドコントロールが得意とされる。
後藤がリバーサルジム新宿Me,We仕込みの新スタイルでスピードとテクニックを活かし、テムの強力な組み力を封じるのか、それともテムがモンゴルパワーを前面に押し出して主導権を握るのか。移籍後の初戦で意地を見せたい後藤と、身体能力を武器にさらなる躍進を狙うテム――フライ級ならではの軽快かつパワフルな一戦に注目が集まる。
▼第3試合 ライト級 5分2R 延長1R
アリアン・ナカハラ(ボンサイ柔術名古屋クレベルコイケジム)
望月貴史(BRAVE)
PANCRASE第30回ネオブラッドトーナメント準優勝の実績を持ち、BRAVEで研鑽を積んできた望月貴史。総合力の高さと試合運びの上手さに定評がある安定感あるファイターだ。対するアリアン・ナカハラはカナダ出身で11歳から日本に在住し、アマチュアキック3戦3KO、アマMMA4戦4勝(2KO・1一本)という無敗のままプロデビューを迎える“逸材”。
クレベル・コイケからの太鼓判を受けるアリアンの破壊力が、経験豊富な望月の老獪なMMAスタイルを崩せるのか、あるいは望月が総合のキャリアを存分に活かし新人の勢いを止めるのか――“実績” vs “勢い”が激突するライト級注目カードだ。
▼第2試合 フライ級 5分2R 延長1R
長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
水谷健人(リバーサルジム新宿Me,We)
長野将大は、所英男から直接学んだ動きのある寝技を武器に、テイクダウンからの一瞬の極めやスイープを積極的に狙う“攻めの姿勢”が魅力。一方の水谷健人は、打撃と柔術をバランスよく取り入れ、下からでも即座にサブミッションへ繋げるオールラウンダーとして定評がある。
両者ともにフライ級ならではのスピード感とアグレッシブなグラウンドゲームを展開するため、テイクダウンの攻防やポジション取りでのせめぎ合いが勝負の鍵となりそうだ。所イズムを継承する長野の切れ味鋭い寝技が決まるか、それとも水谷が多彩な打撃と柔術の連携で主導権を握るのか――一瞬の隙も見逃せない接戦が期待される。
▼第1試合 59kg以下契約 5分2R 延長1R
高橋風我(BRAVE)
武田勇輝(MASTER JAPAN東京)
BRAVEFightやMMA甲子園を経てアマチュア経験を積み、宮田和幸代表から「プロデビューOK」の太鼓判を得て臨む高橋風我。昨年までは高校生だった若き逸材が、いよいよプロのステージでどんなパフォーマンスを見せるかが最大の注目点だ。
対する武田勇輝も名門MASTER JAPAN東京の出身で、アマチュア修斗でしっかりと基礎を叩き込まれた新星。こちらもプロデビュー戦ながら、伝統あるジム仕込みの技術とメンタルの強さで対抗する構えだ。
“新世代の登場”を象徴するように、両者とも大舞台での経験こそ浅いが、若さゆえのスピードと勢いは見逃せない。59kgという軽量級ならではの軽快な動きと、アマチュア時代に培ったテクニックのぶつかり合いが生むハイレベルかつエネルギッシュな一戦が期待される。
▼フライ級 5分2R 延長1R
平野紘希(K.O.GYM)
高橋謙斗(BRAVE)
▼第17試合 アマチュア 対抗戦ヘビー級 3分2R
清水市隆(アライアンス)
ニャン・ババカル(BRAVE)
▼第16試合 アマチュア 対抗戦ウェルター級 3分2R
町田晴哉(wizard mmaジム)
鈴木慈也(BRAVE)
▼第15試合 アマチュア 対抗戦ライト級 3分2R
佐藤藏ノ介(リバーサルジム立川ALPHA)
山田結大(BRAVE)
▼第14試合 アマチュア対抗戦ライト級 3分2R
アバシモハマ(wizard mmaジム)
高橋正親(BRAVE)
▼第13試合 アマチュア 対抗戦フェザー級 3分2R
渡部大斗(DOBUITA/第2回MMA甲子園バンタム級優勝)
高浜彩輔(BRAVE)
▼第12試合 アマチュア 対抗戦 ライト級 3分2R
アコンクワ・マロイ・ジョエル(TRI.H studio飯田橋)
竹内義毅(BRAVE)
▼第11試合 アマチュア Bクラス フライ級 3分2R
中村充励(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
枦山祐気(BRAVE)
▼第10試合 アマチュア Bクラス フェザー級 3分2R
赤坂翔真(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
室岡佑哉(BRAVE)
▼第01試合アマチュア 対抗戦 ライト級 3分2R
大久保翔司(BRAVE)
下田賢司(DOBUITA)



















