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レポート

【MMA甲子園】フライ級・梅原隼汰、バンタム級・渡部大斗、フェザー級・松本大知、ライト級・山口獅心、ウェルター級・野澤エディが優勝=『第2回 全国大会』

2024/08/10 13:08
 2024年8月10日(土)東京・北沢タウンホールにて『第2回 MMA甲子園 全国大会』が開催された。 第1回大会に続く今大会は、全国の高校生を対象としたMMA大会。地区予選を勝ち上がった各階級の選手が全国大会に出場した(※優勝コメント、写真等追加あり)。 ◆『第2回 MMA甲子園 全国大会』優勝者 フライ級 梅原隼汰(神奈川県立大和東高等学校3年生)バンタム級 渡部大斗(神奈川県立三浦初声高等学校3年生)フェザー級 松本大知(興國高等学校3年生)ライト級 山口獅心(愛産大三河高等学校2年生)ウェルター級 野澤エディ(埼玉県立ふじみ野高等学校1年生) 野澤「今回の大会は同じ階級の人がいなくて試合ができず残念でしたけど、まだ高校2年、3年もあるので、次の大会は勝てるように頑張ります」  同大会では、LDHアーティストDOBERMAN INFINITYの新曲『No.1』が『MMA甲子園』の応援ソングとして決定。会場では、週刊少年サンデー(小学館)連載の人気総合格闘技漫画『レッドブルー』の直筆ネームなども展示された。 【優勝者への特典】MMA甲子園の優勝者には、各プロ団体への選手推薦の特典が用意されている。各選手には推薦を得たい団体についてアンケートを取っており、その希望に沿った団体への推薦が行われる。 推薦先は以下のプロ団体。修斗 (1985年設立)/PANCRASE (1993年設立)/DEEP (2001年設立)/GRACHAN (2008年設立)/Fighting NEXUS (2015年設立)/ GLADIATOR (新体制: 2016年) ※選手獲得の最終判断は各プロモーションに委ねられる。 第2回 MMA甲子園 全国大会 速報 2024年8月10日(土)東京・北沢タウンホール主催:MMA甲子園実行委員会 後援:週刊少年サンデー/レッドブルー ▼第26試合 MMA甲子園 ライト戦決勝戦 3分2R延長1R〇山口獅心(愛産大三河高等学校2年生)[1R 1分38秒 TKO] ※マウントからのパウンド×奥山 潤(山形県立山形中央高等学校3年生)※山口がライト級優勝  1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーで前に出る山口に奥山も打ち合うが、山口の圧力に後退。連打に崩れた奥山からそのままマウントを奪い、パウンド。レフェリーが間に入った。 山口「こんなとこでつまずいていられないので世界目指して頑張ります。テイクダウンして勝つことも予想していました。(どこを目指す?)UFC一択です!」 [nextpage] ▼第25試合 MMA甲子園 フェザー級決勝戦 3分2R延長1R〇松本大知(興國高等学校3年生)[延長判定3-0]×赤木紘平(博多青松高校2年生)※松本がフェザー級優勝  1R、サウスポー構えの赤木は左から差して組みもブレーク。左ミドルハイの赤木に、右ミドル、ワンツーの右を当てて前に出る松本に、赤木はダブルレッグテイクダウンもゴング。  2R、松本の右の蹴り、右ストレートを掻い潜ってダブルレッグテイクダウンの赤木に立つ松本。そこに首投げの赤木。松本はハーフからフルガードに戻してゴング。判定は1-0ドローで延長へ。  延長R、左右で前に出る松本に赤木はコーナーに押し込み。コーナー背にヒザ、ヴァレリーキックは松本。脇潜りバックからチョーク狙う赤木だが、前に落とす松本。そこで腕十字狙いの赤木。腕抜く松本は鉄槌連打。立つ赤木にスタンドで松本が前に。赤木の組みをスプロールしてゴング。  大熱戦の判定は、敗者復活から延長Rまで持ち込んだ松本が判定3-0で、歓喜の勝利を決めた。 松本「敗者復活から優勝できてホンマ良かったです。(セコンドからの「人生変えろ」の声があったが?)ぜんぶセコンドの声は聞こえてました。MMAまだまだなのでもっと練習してプロで活躍できるように頑張ります」 [nextpage] ▼第24試合 MMA甲子園 フライ級決勝戦 3分2R延長1R×小泉真弘(東京都立富士森高校2年生)[2R 2分43秒 リアネイキドチョーク]〇梅原隼汰(神奈川県立大和東高等学校3年生)※梅原がフライ級優勝  1R、梅原の組みを切る小泉。なおも梅原は押し込みヒザもローブローに。中断。再開。梅原のテイクダウンプレッシャーに、小泉は左から右を振るが、梅原はシングルレッグで小泉を持ち上げてテイクダウン、ハーフでゴング。  2R、左前手を打つ小泉に四つからテイクダウンの梅原。立つ小泉はワンツーもシングルレッグの梅原。小泉の脇を潜ると正対際に再びシングルレッグテイクダウン。ここも立つ小泉に、なおもシングルレッグテイクダウンの梅原は立ち際に先に首に腕を巻き、リアネイキドチョーク! タップを奪った。 梅原「去年にリベンジができて嬉しいです(※高2で出場。高3の前田遊に一本負け)。もっとアマチュアの経験を積んでプロで活躍できるように頑張ります」 [nextpage] ▼第23試合 MMA甲子園 バンタム級決勝戦 3分2R延長1R〇渡部大斗(神奈川県立三浦初声高等学校3年生)[2R 1分56秒 TKO] ※マウント三角からパウンド×吉田 翼(岡崎城西高校3年生)※渡部がバンタム級優勝  1R、ともにサウスポー構え。左右ミドルの吉田に渡部は四つからテイクダウン。立つ吉田は右を振る渡部にヒザを当てる。  2R、組む渡部に吉田はヒザ蹴りもローブローに。吉田に「注意」。前蹴り、ヒザの吉田はボディロックテイクダウン。下の渡部は三角絞めでヒザ裏で組み、マウント三角からパウンドで逆転勝ち。DOBUITAの長岡会長と熱いハグをかわした。 渡部「思った以上に戦ってくださった選手が強くて、思い描いていた試合展開には出来なかったのですが勝てて良かったです。ここは通過点だと思っているので、これからプロになって無双したいと思います」 [nextpage] ▼第22試合 Jr.MMAルール 2分2R 38kg契約〇宮城壮一郎(埼玉県蕨市立第二中学校1年生)[1R 1分49秒 腕十字]×七里司紋(一宮市立萩原中学校2年生) ▼第21試合 Jr.MMAルール 2分2R 31.5kg契約〇曇武尊(戸田市立戸田第二小学校4年生)[判定3-0]×矢野良征(稲沢市立稲沢西小学校4年生) ▼第20試合 Jr.MMAルール 2分2R 26kg契約〇伊藤神夜(さいたま市立与野本町小学校4年生)[判定3-0]×川口蒼音(名古屋市立千音寺小学校 2年生) ▼第19試合 Jr.MMAルール 2分2R 46kg契約×岡田柊輝(川口市立青木中央小学校4年生)[1R 0分35秒 腕十字]〇川口琉蒼(名古屋市立千音寺小学校6年生) ▼第18試合 Jr.MMAルール 2分2R 28kg契約×長野 双(川口市立鳩ヶ谷小学校4年生)[1R 0分25秒 腕十字]〇福谷斗真(名古屋市立福春小学校5年生) [nextpage] ▼第17試合 MMA甲子園 ライト級敗者復活戦 4分1R×倉谷亮羽(埼玉県立浦和商業高校2年生)[判定0-3]〇奥山 潤(山形県立山形中央高等学校3年生)  オーソから右ロー、左ミドルの倉谷に奥山はオーバーハンドの右を合わせに。奥山が判定勝ち。 [nextpage] ▼第16試合 MMA甲子園 フェザー級 4分1R×養老颯也(北海道有朋高等学校3年生)[判定1-2]〇松本大知(興國高等学校3年生) ※敗者復活戦(1回戦で敗退した3名の中から抽選で2名を選び、その2名が敗者復活戦を行う。この試合の勝者が準決勝に進出)  松本のボディロック、サバ折テイクダウンに養老は下からオモプラッタも最後の際で上は松本。スプリット判定を松本が制した。 [nextpage] ▼第15試合 MMA甲子園フェザー級準決勝 4分1R×吉田 剛(東海大学付属浦安高等学校3年生)[判定1-2]〇赤木紘平(博多青松高校2年生) 赤木の組みにヒザを突く吉田。左右突く赤木のボディロックテイクダウンに立つ吉田だが、赤木が押し込みゴング。 [nextpage] ▼第14試合 MMA甲子園フライ級 4分1R〇梅原隼汰(神奈川県立大和東高等学校3年生)[判定3-0]×猪崎優弥(大阪府立桃谷高等学校3年生) 猪崎の組みを切り、四つからテイクダウン奪う梅原はスタンドでもジャブロー当てトップに。 [nextpage] ▼第13試合 MMA甲子園フライ級 4分1R〇小泉真弘(東京都立富士森高校2年生)[1R 0分16秒 TKO]×川村徠斗(八戸工業大学第一高校1年生) [nextpage] ▼第12試合 MMA甲子園フェザー級敗者復活戦 4分1R〇松本大知(興國高等学校3年生)[判定3-0]×蝦名璃貴(翔洋学園高等学校3年) 松本がテイクダウンからパウンド。蛯名は下から三角絞めも極めさせない松本がヒザ。 [nextpage] ▼第11試合 Jr.キックルール 2分2R 33kg契約〇宮城 碩(埼玉県蕨市立北小学校5年生)[判定3-0]×松田錬斗(名古屋市立福田小学校 6年生) ▼第10試合 Jr.キックルール 2分2R 27.5kg契約〇佐島康太(さいたま市立岸町小学校4年生)[判定3-0]×石塚嵐海(名古屋市立千音寺小学校4年生) ▼第9試合 Jr.キックルール 1分30秒2R 29kg契約×長野 極(川口市立鳩ヶ谷小学校3年生)[判定0-3]〇水野萩斗(名古屋市立当知小学校4年生) [nextpage] ▼第8試合 MMA甲子園 バンタム級1回戦 4分1R〇吉田 翼(岡崎城西高校3年生)[判定3-0]×岩川翔輝(熊本県立熊本西高等学校3年生)  岩川の組みから押し込み大内刈、足技も吉田は倒れず、サウスポー構えから左ミドル、テイクダウン。リアネイキドチョーク狙い。最後に岩川がリバースもゴング。 [nextpage] ▼第7試合 MMA甲子園バンタム級1回戦 4分1R〇渡部大斗(神奈川県立三浦初声高等学校3年生)[1R 1分12秒 TKO] ※マウントからのパウンド×吉田志桜(大阪技能専門学校3年生) [nextpage] ▼第6試合 MMA甲子園ライト級1回戦 4分1R×倉谷亮羽(埼玉県立浦和商業高校2年生)[1R 1分08秒 TKO] ※レフェリーストップ〇山口獅心(愛産大三河高等学校2年生) TKセコンドの山口が強打にストレートを混ぜてTKO勝ち。 [nextpage] ▼第5試合 MMA甲子園フェザー級 4分1R×蝦名璃貴(翔洋学園高等学校3年)[判定3-0]〇養老颯也(北海道有朋高等学校3年生)  養老が四つからの投げでテイクダウン。立つ蛯名はシングルレッグも知り着く養老はコーナーで立ち上がり。押し込む蛯名に養老は左右から右ミドルも。判定勝ち。 [nextpage] ▼第4試合 MMA甲子園フェザー級 4分1R〇赤木紘平(博多青松高校2年生)[判定3-0]×松本大知(興國高等学校3年生) 赤木がボディロックテイクダウンからバックマウント、リアネイキドチョーク狙いも判定勝ち。 [nextpage] ▼第3試合 フェザー級 4分1R〇吉田 剛(東海大学付属浦安高等学校3年生)[1R 0分37秒 TKO] ※レフェリーストップ×小澤大生(大船渡東高校1年生) ともにサウスポー構え、吉田が低い手の位置から左右を連打。小澤を防戦一方に。 [nextpage] ▼第2試合 MMA甲子園 フライ級1回戦 4分1R×会田朔埜(N高等学校3年生)[判定0-3]〇梅原隼汰(神奈川県立大和東高等学校3年生)  ともに強振から会田の左右に、梅原が4度テイクダウン。立つ会田も後半に押さえ込まれ梅原がマウントでゴング。 [nextpage] ▼第1試合 MMA甲子園 フライ級1回戦 4分1R〇小泉真弘(東京都立富士森高校2年生)[判定3-0]×猪崎優弥(大阪府立桃谷高等学校3年生)  1R、左で差して押し込む小泉に、差し返して押し込む猪崎のヒザがローブロー。再開。左右打撃にミドルに繋ぐ小泉に、猪崎は脇差し投げも押さえ込めず。
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