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2025年3月9日(日)神奈川・横浜武道館で開催される『PANCRASE 352』(U-NEXT配信)の王座戦調印式および会見が21日、都内にて行われた。
▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ストロー級 5分5R
黒澤亮平(THE BLACKBELT JAPAN) 第4代KING OF PANCRASIST 18勝4敗
植松洋貴 (NEVER QUIT)1位/2022年NBT同級優勝 5勝2敗1分
2024年4月立川大会でリトルを右フックによる衝撃KOで破り、暫定王者となった黒澤。その後、正規王者となった黒澤に挑むのは、11月ニューピアホール大会で髙島俊哉を執念のパンチ連打による初のKO勝利を収め、遂にタイトルマッチへと漕ぎつけた植松。
修斗に続きPANCRASEのベルトも手に入れ、軽量級ながら一撃で試合を決する武器を持つ黒澤。
一方、PANCRASE一筋、ようやくベルトに手がかかった“決して諦めない男”植松は、増田大河、尾崎龍紀に判定勝ち、髙島俊哉を1R TKOに下し、3連勝中。対照的な二人が相まみえるタイトルマッチ。最後に手が上がるのは? 両者との一問一答は以下の通りだ。
黒澤「ふさわしい相手が上がってきた」
──まずは、ストロー級王座防衛戦に向けた意気込みを。
「このベルトは前回、去年の4月にノックアウトして獲ったんですけど、あの試合を超えるような試合をして防衛したいと思ってるんでご期待ください」
──挑戦者の植松選手をどうとらえていますか。
「試合ごとに着実に強くなってきているなっていうのを感じていて、直近の試合ではフィニッシュして勝っているんで、フィニッシュする力もつけてきているのかなと思ってます」
──対戦相手より上回っている部分は?
「相手より上回っているなと思うところはたくさんあるんで。まあ、右ストレートだけじゃなくて、ほかの武器もたくさん用意してるんで、何を出すかか分かんないですけど、もう格の違いを見せたいですね」
──暫定王者から正規王者になって試合が決まらない期間はどう考えていた?
「試合をしたいって気持ちはありましたけど、やっぱり格闘技自体が好きで、練習も好きで、新しい技を覚えるも好きだし、繰り返しやったりするのも好きなんで。試合はやりたいけど苦しくはなかったですね。気持ち的には」
──こうして挑戦者が挙がってきたことについては?
「本当はもっと早いタイミングで防衛戦をやりたいなと思っていたのですが、でも、なかなかいい相手が上がってこずっていう状況で、中途半端な感じでタイトル防衛戦っていうのはちょっと嫌だなとは思っていたので、そこで(植松が)直近で3連勝して最後KOで勝ってきてくれて、ふさわしい選手が上がってきたなと思いました。しっかり勝ち上がってきてくれたのは嬉しいですね」
──今後のキャリアプランというのはどう考えてるのでしょうか。
「そうですね……格闘技は相手との戦いですけど、自分との戦いでもあると思うので、そういう自分に克ち勝つような、挑戦に値するような相手とやっていきたいです」
──防衛後は?
「この階級でも、いろんな選手、いろんな団体ありますけど、僕は本当にこの階級で一番になりたいと思ってやってるんで、無事、勝ってそこに進んでいきたいと思っています」