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【PANCRASE】中田が石田に初回TKO勝ち「タイトル獲ります」、植松が初TKO勝ち! 24歳 眞藤が浜本“キャット”との大熱戦制す、44歳・村山が川中に判定勝ち、木下が小森に競り勝つ、梅原が残り1秒腕十字

2024/11/10 17:11

▼ストロー級 5分3R
〇植松洋貴(NEVER QUIT)5勝2敗1分 #3位/2022年NBT同級優勝 52.2kg
[1R 4分49秒 TKO]

×高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We)9勝6敗1分 #4位/2017年NBT同級優勝 52.5kg

 じりじりとランキングを上げ、ついに次期挑戦者決定戦的ポジションに登って来た二人。植松は、野田遼介にTKO負けも、増田大河、7月の前戦で尾崎龍紀に判定勝ちで2連勝。高島は若林耕平に判定負けも7月に寺岡拓永に判定勝ち。ストロー級KINGに近付くのは、植松か? 高島か?

 1R、オーソの植松に、サウスポー構えの高島は右前手ジャブのダブルからシングルレッグで押し込み、尻を着かせるがすぐに左小手で立とうとする植松に、高島は左足をヒザ上に乗せて接点を無くして、右に回して寝かせる。

 下の植松はラバーガード狙いから金網で上体立てて立ち上がりも高島はボディロックテイクダウン! しかし上体立てて立つ植松は右ストレートを当てると、下がる高島に前に出て右ヒザ! 腰を落とした高島にパウンド連打で、自身初のTKO勝ちを決めた。

 試合後、植松は「初めまして、マイク持つの初めてで。いままで知名度上がるような試合やってこれず、今日KO出来て、あのまま組まれてたらラウンド取られていたと思います。今回、僕にこういうこと言える資格あるか分からないですけど、次回、僕にタイトルショットお願いします」と語った。

◆植松(※試合前コメント)「NEVER QUITがPANCRASE3本目のベルトを取れるように」

「今回の試合は絶対に落とすことはできないので、死ぬ気で戦おうと思っています。よろしくお願いします。
(高島の印象)組みがめちゃくちゃ強くてコントロールもめっちゃ上手いので、おそらくすごい息の上がる試合になると思います。
(15分かけて戦う試合に向けての準備は)直近の高島選手の試合とか見てても、やっぱり後半お互いすごいガス欠状態な試合展開になっているので、そこに向けて自分も当然スタミナ強化にはずっと前から練習しているので、絶対に楽な試合にはならないだろうなというのはもちろん頭に入れて、力を使うところは全力を出し切って倒したいと思っています。
(NEVER QUIT勢からのアドバイスは)先輩の菊入(正行)選手や櫻井(裕康)選手とかに練習に付き合ってもらったりして、菊入選手からはある必殺技を教えてもらったりしてるんですけど、試合当日出せたらいいなと思っています。(安藤晃司)代表も、もちろん一般会員さんとかにもすごい協力してもらって準備しているので、絶対勝つようにしたいと思います。
(黒澤亮平が持つストロー級王座挑戦に向けて大事な試合になる?)そうですね、今回勝てば、おそらくタイトルマッチへ繋げてもらえると思ってるんで、絶対に今回の試合は負けない、勝つっていうのは当然で、あと うちの所属選手のISAOさんや菊入さんに続いて、NEVER QUITがパンクラス3本目のベルトを獲れるように、しっかり今回勝って、タイトルマッチまで繋げたいと思っています。
(どんな勝ち方をしたい?)直近の試合がほとんど判定勝ちなんですけど、やることは決まっているので、できればフィニッシュに繋げられたらいいなとは思ってますけど、あくまで今回はしっかり勝つっていうのが目的なんで、KOとか一本に拘りすぎず、しっかり丁寧な試合をしていきたいと思っています。

◆高島(※試合前コメント)「PANCRASEしか出ていないので人一倍、PANCRASEのベルトを取りたい」

「僕にとっても落とせない一戦なので、ストロー級のスピーディーな試合を見せつつ、試合は圧倒したいと思います。よろしくお願いします。
(植松の印象)身長が高くて打撃の印象なんですが、スタンドレスリングもできるので、しっかりMMAの基礎がある選手だと思います。MMAとして噛み合った試合が出来るんじゃないかと思います。
(動き回る試合になる?)そうですね、それしかできないので、組んでいきたいと思います。植松選手は打撃メインで戦うことが多くて、僕は組みメインで戦うことがあるので、それも押し付け合いになるんじゃないかなとは思っています。
(今回の試合の位置づけは)背水の陣ですね。負けられない一戦だと思っています。勝てばタイトルマッチが近いんじゃないかなと思っています。
(PANCRASEへのこだわり)PANCRASEでプロデビューしてPANCRASEしか出ていないので、人一倍、他の人よりかはPANCRASEのベルトを取りたいという気持ちは強いんじゃないかなと思います。今、それが近いので負けられないです。
(どんな勝ち方をしたい?)植松選手が仰ったように、バテバテな感じになると思いますけど、あの展開疲れるので、しっかり早いラウンドで一本を取りたいと思います」

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