MMA
レポート

【UFC】マハチェフがスクランブル参戦のモイカノに圧巻の勝利、ドバリシビリがヌルマゴメドフを破りバンタム級王座防衛、プロハースカが殴り殴られ最終RでTKO勝ち「殴られてから本当の自分が開放されることもある」、中村倫也が初黒星、ダウン奪われる判定負け

2025/01/19 08:01

▼ライトヘビー級 5分3R
×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)21勝10敗(UFC7勝7敗)
[2R 3分33秒 ギロチンチョーク]
○ボグダン・グスコフ(ウズベキスタン)17勝3敗(UFC3勝1敗)※UFC3連勝2KO1TO



ライトヘビー級。グスコフ13位。


当初はグスコフ vs. ジョニー・ウォーカーのランカー対決が組まれていたが、試合1週間前にウォーカーが欠場となり、UFC初参戦のエレカナが緊急出場。


 ウズベキスタンのグスコフはキャリア16勝すべてがフィニッシュ勝利(14KO、2一本勝ち)。UFCデビュー戦でいきなりランカーのヴォルカン・オーズデミアと対戦して1Rチョークで一本負け。しかし2戦目でKO勝ちしてUFC初勝利を挙げると、前戦はランカーのライアン・スパンと対戦。1Rにはテイクダウンされマウントを奪われるピンチに陥ったが、2Rにパンチを効かせて、最後は引き込んで凌ごうとしたスパンをパウンドアウトしてKO勝ちし、ランキング入りを決めている。22歳まではボクシング、キックの試合に出場しており、23歳でMMA転向。32歳。


 サモア系アメリカ人のエレカナはキャリア7勝1敗の29歳。23年にPFLの人材発掘イベント・チャレンジャーシリーズに出場し、ワンマッチにも出場して勝利したが、本戦には出場できなかった。今回、代役として、かつてのグスコフと同じくUFCデビュー戦でランカーと対戦するチャンスを得ている。29歳だが、プロデビュー戦は26歳と遅く、まだキャリア3年。


 1R、オーソドックスのグスコフにエレカナはサウスポー。三日月蹴り、左ハイを見せたエレカナ。シングルレッグに入る。テイクダウンしたエレカナがすぐバックにまわ割った。両足フックしてバックマウントに。バックからヒジを入れるエレカナ。四の字ロックに切り替えた。バックからパンチを入れて削っていく。うつ伏せになったグスコフにチョークを狙う。防いでいるグスコフ。一瞬足のロックが外れたところで立ち上がろうとしたグスコフだが、エレカナは再び両足をフックさせてバックキープ。残り40秒でようやく足のロックを解除したグスコフ。逆にバックに回るとパウンドを入れていく。残り10秒でチョークに。喉元に腕が入っているが時間がない。1R終了のホーン。


 リプレイでエレカナがタップした様子が流れるが、1R終了後のホーンが鳴った後とのことで、続行される。


 2R、詰めていくグスコフ。エレカナがサークリングしながらワンツーを返す。しかしグスコフがパンチを打ち込むと、ケージを背負って足が止まった。グスコフのパンチをブロックしていたが、腹にパンチを打ち込まれた。腹を抑えて膝をついたエレカナにパンチを打ち込んでいくグスコフ。エレカナは膝を着いたまま立ち上がらず耐えるのみ。グスコフ首を抱えてギロチンに。立ったまま絞めるとエレカナがタップ!


グスコフ「ジョニー・ウォーカーくたばれ!ジョークだよ、ジョニーは友達だ。ストライカーのジョニーを想定してファイトキャンプをしてきたが、相手がグラップラーに変わってプランが変わった。次の相手は誰でもいいよ」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント