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【UFC】マハチェフがスクランブル参戦のモイカノに圧巻の勝利、ドバリシビリがヌルマゴメドフを破りバンタム級王座防衛、プロハースカが殴り殴られ最終RでTKO勝ち「殴られてから本当の自分が開放されることもある」、中村倫也が初黒星、ダウン奪われる判定負け

2025/01/19 08:01

【アーリープレリム】

▼女子バンタム級 5分3R
×カロル・ロサ(ブラジル)18勝7敗(UFC7勝4敗)
[判定0-3]※28-29×2、27-30
○アイリーン・ペレス(アルゼンチン)12勝2敗(UFC5勝1敗)※UFC5連勝中


女子バンタム級。ロサ9位、ペレス13位。


 ブラジルのロサはUFC7勝3敗。負けた相手はすでにUFCからリリースされたサラ・マクマン、現ランキング4位のノルマ・デュモン、現6位のアイリーン・アルダナ。バックボーンは柔術だが、ここ2戦はカーフキックを効かせる場面を見せている。30歳。


 アルゼンチンのペレスはUFCデビュー戦で一本負けした後4連勝中。11歳から始めた散打、20歳から始めた柔術がバックボーン。勝利後にトゥワーキング(腰振りダンス)のパフォーマンスを見せるのがトレードマークとなっているが、前戦はアウェイのパリ大会で、計量で体重オーバーした上に、試合中ダウンを奪った相手に対してトゥワーキングを見せたために批判を浴びた。30歳。


 1R、両者オーソドックス。間合いを詰めたロサにペレスが胴タックル。引き剥がしたロサ。また詰めたロサにペレスが再び胴タックル。今度はテイクダウンに成功。ハーフで押さえ込んだ。フルガードに戻すロサ。右足を超えてまたハーフにしたペレス。足で引き剥がすロサ。蹴り上げをヒットさせると立ち上がった。ロサが間合いを詰める。ケージまで下がったがタックルに。切ったロサ。詰めてくるロサにバックブローを見せるペレス。カーフを蹴るロサ。プレスしているロサだが、やや手が出ていない。1R終了のホーン。


 2R、ロサが関節蹴りで出るが、詰めてワンツーを入れるロサにペレスが組み付くが、振りほどいて離れたロサ。また詰めてくるロサにペレスはバックブローを見せる。タックルに入るペレスだが切られた。前に詰めていくロサだがやや手数が出ていない。ワンツーから飛びヒザを放ったロサだが、キャッチしたペレスがタックルへ。シングルレッグからボディロックに切り替えてテイクダウン成功。ハーフで押さえ込んだペレス。上半身を固められて背中を付けているロサ。ペレスは固めたまま細かいパウンドを入れる。2R終了。


 3R、ロサが前に出る展開は変わらず。しかし詰めても打撃の手数がやや少ない。ロサのカーフキックで足が流れたペレス。ペレスがバックブローを見せる。ロサのインローで一瞬効いた素振りを見せたペレス。胴タックルに入るとケージに押し込みボディロックからテイクダウンを狙う。こらえて離れたロサ。インローを蹴ると明らかに嫌がっているペレス。ペレスがスイッチすると右足にカーフキックを入れる。スイッチすると今度は左足をインローで蹴られる。ペレスのバックブローは腕でブロックしたロサ。最後にバックヒジを見せたロサ。タイムアップ。


 29-28、29-28、30-27の3-0でペレスが勝利。UFC5連勝とした。

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