▼ライト級 5分3R
○グラント・ドーソン(米国)23勝2敗(UFC11勝1敗)
[判定3-0]※30-27
×ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)19勝6敗(UFC10勝6敗)
ドーソンはUFC10勝1敗1分のハイアベレージながら、現在ノーランカー。一時ランキングに入っていたが、23年に当時ノーランカーのボビー・グリーンに1R33秒でKOされ、UFCで唯一の黒星を喫するとともにランク外に。その後2連勝したものの、今回もランキング復帰のチャンスは与えられず、ノーランカー同士の対戦が組まれた。22勝中13の一本勝ちがあるグラップラー。前戦はバックマウントからのパウンド連打でKO勝ちしている。アメリカン・トップチーム所属の30歳。
フェレイラは2014年にUFCデビューし、ここまで10勝5敗。一時は6連勝し、こちらもランキング入りしていたことがあるが、現ランカーのマテウス・ガムロットやベニール・ダリウシュに敗れてランク外に落ちている。しかしその後は元ランカーのマイケル・ジョンソン、UFC3連勝中のマテウシュ・レベツキに連続KO勝ちし、2試合連続でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。試合当日に40歳の誕生日を迎える。
1R、お互いオーソドックスに構える。カーフキックを入れるドーソン。さらにバックスピンキックを頭部にヒットさせる。フェレイラはカーフキック。フェレイラもワンツーからミドルを返した。ドーソンシングルレッグに。両足に切り替えて尻もちをつかせた。バックからクリンチしたドーソン。立とうとするフェレイラを寝かせようとするが、フェレイラ振りほどいて立とうとする。
ドーソンはフェレイラの右足をキャッチしたまま、マットに手を着いているフェレイラの顔面に蹴りを入れる。改正ルールでは有効な攻撃。バックに回ったドーソンがハーフバックに。コツコツと殴っていくドーソン。フェレイラは向き直るが、背中を付けてガードを取る。体を起こして上からパウンドを入れるドーソンに対し、フェレイラは下から顔面を蹴り上げる。ドーソン優勢のまま1R終了。
2R、パンチで出てきたドーソン。ケージ際まで下がったドーソンに左右のパンチを入れる。ドーソンはシングルレッグに入るが、フェレイラが潰して上になる。背中を向けたドーソンからバックマウントを狙うが、足のフックがかかっておらず、外れて降りた。離れてまたパンチを打ち込みながら出るフェレイラ。しかしドーソンシングルレッグでテイクダウン。マットに背中を付けてガードを取るフェレイラ。ドーソンが押さえ込みながら殴っていく。フェレイラが上半身を起こそうとしたが、再び寝かせたドーソン。密着したままパンチを入れていく。フェレイラが下からハイガードで仕掛けようとしても、密着されてディフェンスされる。ドーソンが上をキープしたまま2Rが終了。
3R開始直後にシングルレッグに入ったドーソンだが、フェレイラは足を引き抜いて離れた。しかしまたシングルレッグに入ったドーソン。フェレイラは後方から足を絡んで横三角を狙う体勢になったが、足を絡ませずに正対したドーソンが上になり押さえ込んだ。体を起こさず殴るドーソン。しかしレフェリーがここでブレイクをかける。フェレイラがパンチを打ち込むと両者足を止めて打ち合い。
しかしドーソンまたタックルに。小外刈りでテイクダウンしたドーソン。ガードのフェレイラにパウンドを打ち込むとハーフにしてパウンド。ガードに戻すフェレイラだが、ドーソンはブレイクされないようにガードの中で休まず手を出し続ける。立ちに行けないフェレイラ。後転して亀になったフェレイラのバックに回るドーソン。両足をフックして四の字でロックするとリアネイキドチョークを狙っていく。タイムアップ。
ジャッジ三者30-27でドーソンが3連勝。試合後には、今日へナート・モイカノとの対戦が消滅して試合が無くなったベニール・ダリウシュとの対戦をアピールした。
試合後には、今日へナート・モイカノとの対戦が消滅して試合が無くなったベニール・ダリウシュとの対戦をアピールした。