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【ONE】キルギスのアブドゥラエフが体重超過でタン・カイに5R TKO勝ち。ザンボアンガがTKO勝ちでアトム級暫定王者に、盟友スタンプと笑顔の統一戦へ。クラップダムがリネカーにダウン奪われるも逆転勝ち、和田がザキロフに、澤田がメンボーに判定負け

2025/01/11 10:01

▼ONEムエタイ・バンタム級 3分3R
×スーブラック・トー・プラン49(タイ)
[判定0-3]
〇ドミトリー・コフトゥン(ロシア)




 スーブラックは2023年6月の『ONE Friday Fights 20』で初参戦。タンヌンウンに2RでKO勝ちすると、8月にイタリアのレニー・ブラジに3RでTKO勝ち、9月に鈴木真治にKO勝ち、12月にクレイグ・コークレイにKO勝ちと4連続KO勝ち&3連続ボーナスの激闘男で人気がある。2024年1月にFight Nightで本戦初登場するとステファン・コロディに判定勝ち、4月にはウラジーミル・クズミンにも判定勝ちとONEでの戦績は6戦全勝(4KO)だったが、6月にカムラン・ナバティに初回KO負けで初黒星。9月の再起戦でもクラップダムにKO負けを喫し、連敗中。戦績は60勝20敗。



 コフトゥンは2024年8月の『ONE Fight Night 24』でONEに初参戦。体重超過するもサウスポーからの左ボディストレート、左ストレート、左ミドルを駆使し、左ストレートでダウンを奪ってフェラーリ・フェアテックスから勝利した。2戦目ではノンタチャイ・ジットムアンノンにKO負けしている。



 1R、両者サウスポー。前に出るコフトゥンに左ローを蹴っていくスーブラック。コフトゥンも左ローを蹴ってから左ストレート、ヒジへつなぐ。コフトゥンが前へ出るタイミングで左ローを蹴り、左フックを打つスーブラック。しかし、その左フックを打った直後の組み際でコフトゥンが左ヒジ。スーブラックがダウンを喫する。一気に流れをつかんだコフトゥンは左のパンチでスーブラックに追撃した。



 2R、コフトゥンの左ストレート、左フックにジャブと左フックを打ち返すスーブラック。左ローから左フックを打ち、スーブラックが組みに行くとコフトゥンは1Rと同じように組み際に左ヒジを打つ。再び左ローを蹴っていくスーブラックは、打っては組み付くを繰り返してコフトゥンのスタミナを削っていった。



 3R、強烈な左ローを連打していくスーブラック。コフトゥンは再び左ヒジを狙っていき右目上のカットを奪うが、スーブラックは構わず左フックからの組み付きを繰り返す。組んでしまえば相手をコントロール出来るスーブラックだが、逆転の一打にはつながらない。組み際にはコフトゥンにショートの左ヒジを合わせられる。



 判定は3-0でコフトゥンが勝利の雄叫び。スーブラックはこれで3連敗となった。


【写真】スーブラック判定負けでマルロン・サンドロはこの表情。

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