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【BLACK COMBAT】キム・ミンウが木下カラテを右ハイTKO。大原樹理が連続ローブローを受けた末に判定負けで王座陥落、山本聖悟が1R TKO負けで戴冠ならず。駒杵崇大がフライ級王者に! 復帰ジョンファンがマルティネスとの接戦制す、宮平がヒョンミンに3R TKO負け

2024/12/28 14:12

▼Black Combatライト級選手権試合 5分3R
×大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)王者 “ジュリ”
[判定0-3] ※27-29×3

〇ムン・ギボム(韓国)挑戦者 “ジグソー”
※ギボムが新ライト級王者に

「BLACK COMBATライト級選手権試合」。大原は2023年9月の『DEEP 115』で「DEEP&BLACK COMBATライト級ダブルタイトルマッチ」を戦い、イ・ソンハに2R スロエフストレッチで一本負け。その後、イ・ファンソンを2R TKOに下すと、2024年1月にファン・ドユンに1R KO負けを喫したが、4月のパク・ジョンホン戦で延長判定勝利。韓国にも大原の激闘を支持するファンが増えていた。そして、2024年9月の前戦で韓国でイ・ソンハと1年ぶりの再戦。2R、ニンジャチョークで一本勝ちでベルトを獲得している。

 対する“ジグソー”ムン・ギボムは、ROAD FC、Angel's Fightingで活躍後、DEEPで大山釼呑助に判定勝ち後、横山京亮に判定負けで1勝1敗。その後、AFCで3連勝し、UAE Warriorsにも参戦(NC)。Double GFCで3連敗を喫したが、2024年7月の前戦『Black Combat 11』でチョ。ヤンジュンに右フックからのサッカーキックで1R TKO勝ちしている。

 1R、ともにオーソドックス構え。右ストレートを見せる大原。ムンは前蹴り。上下に身体を振りながら前に出る大原に、ムンの蹴りがローブローに。再開。左ハイから入る大原は左ストレートをヒット。しかし、ムンのシングルレッグに引き出されて背中を着くとハーフガードに。

 左脇に頭を突っ込みハーフから肩固めを狙うムンはマウントも、ケージを蹴って後転して立った大原。そのバックにつくムンは背後からヒザ。クラッチを切ろうとする大原に右足を差し込み、ボデイロックテイクダウンのムン。亀から立つ大原。ここは力を使うムンが後方に崩してテイクダウン。サイドになるが、ここもケージを蹴って立ち上がる大原。

 首をがぶるムンを金網に押し込むが、ヒザ蹴りが再びローブローに。跪き悶絶の大原。大きなブラックの布が大原にかけられ、ドクターチェック。いったんは立ち上がった大原だが、再び座り込み。すでに10分が経過。なんと再開。大原の左ミドルを掴んだムンがダブルレッグに入りゴング。

 2R、右ローから入る大原、ワンツーの右をの右で詰めるムンを、ジャブ、左ミドルで押し戻す大原。左ボディストレートのムン。大原はジャブのダブルから右を遠間から突き、右ヒザ! しかし下がらないムンは詰めてボデイロックテイクダウン。

 大原の腕十字狙いからのスクランブルの立ち上がりにバッククリンチ。再びヘンゾロックで右足を差し込んで後方に倒してテイクダウン! バックを奪うと大原は亀になって立ち上がり。しかしついていき左足をかけての崩し、さらに再び右足&ボデイロックテイクダウンはムン! 下の大原はキムラスイープを狙うが、潰したムンが上からサイド、マウントに! 大原が正対してリバーサルして上でゴング。

 3R、右を当てて前に出るムン。そこに右テンカオを合わせた大原は、右を当てて首相撲ヒザを連打! 押し込むムンにブレーク。ムンは右を当てると、押し戻す大原にムンの左インローが金的に。またもローブローに崩れた大原。股間を押さえ悶絶するがドクターは腰を叩いてレフェリーストップにはならず。この後のメイン・コメインに控える選手たちもアップが難しい状況だ。今回もすでに20分以上が経過している。大原としては、試合を自身では止められないルール下にあるのか。

 再開。左右で詰めるムンに首相撲ヒザの大原! しかし、ムンの前進は止まらず。ワンツーの右。大原も左を返すが、右を被弾。大原の右から左は軸がブレる。組んだムンは四つ組み。左小手の大原を崩してグラウンドでバック狙いのムンを袈裟からパウンド連打の大原! 首を抜いたムンに立つ大原。さらに2度テイクダウンしたムン、大原が下のままゴング。大原の腰に氷嚢があてられる(※追記・ローブローによる減点は「1」)。

 判定は3-0(29-27×3)でムンが新王者となった。ベルトを巻いたムンは「グラップリングを評価されたと思う。ローブローのせいでファンの皆には申し訳ないと思います。本能的に蹴ってしまった。どうしようもなかった。足の長い選手とやるときには。ジュリをリスペクトしている」とコメント。

 続いて、ドクターチェックではなく、セコンドに肩を借りたまま大原にもインタビューが行われ、大原は「会場の皆さん、ミアネ(ごめんなさい)。もらった俺が悪かった。何て言っていいか分からないけど、試合に期待してくれた人たちに申し訳なく思います」と語り、“ジュリ”コールのなか、ケージを後にした。

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