キックボクシング
レポート

【KROSS×OVER】乾秀人が小川悠太に競り勝ち無敗のままウェルター級王者に。グンター・カルンダが中平卓見にKO勝ちでヘビー級王座獲得。般若HASHIMOTOがテレカ∞をKO、ライト級新王者に=『KROSS×OVER.29 -2024 CLIMAX-』

2024/12/26 22:12

【第1部 試合結果】

▼第22試合メインイベントKROSS×OVER認定 KICK ライト級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×テレカ∞(NEXT LEVEL渋谷/王者)
[3R 1分01秒 TKO]※右フック
〇般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/挑戦者)

※テレカは2R、右フックにてダウンあり
※般若が第4代KROSS×OVER認定 KICK ライト級王座を獲得

 GLADIATOR武士道キックフェザー級王者を獲得し、KNOCK OUTを主戦場に戦ってきた般若HASHIMOTOが、KROSS×OVER.28で初参戦ながら石川章太郎を衝撃KOで下した事が評価され、テレカ∞の持つ第3代 KROSS×OVER KICK ライト級王座に挑戦する。

 対する現王者のテレカ∞は、ライト級王座を獲得後にONE Friday Fightsでも勝利を挙げるなど更に進化を見せているが、結果は如何に。

 1R、サウスポーに構える般若が積極的に左ミドルを繰り出すと、テレカもペースを奪われないように右ミドルで応戦。蹴り合いの中でも般若はインロー、テレカは三日月蹴りを混ぜ攻撃の幅を広げる。終盤は般若がボディストレートと前蹴りをヒットさせ若干ペースを握ったか。

 2R、般若は開始から左ストレート→右フック→左ミドルを近距離で連発、驚異的な突進力でテレカの右ストレートを被弾しながらもダメージを蓄積させて行く。ラウンド終了間際、ボディパンチの連打から右フックでダウンを奪ったのは般若。テレカは何とか立ち上がるもゴングに救われる形に。

 3R、ボディ攻撃に勝機を見た般若は上下左右のパンチのコンビネーション、距離が空けば左ミドルと落ち着いて畳み掛ける。テレカも王者の意地で打ち合いに応じるが、再び右フックを打ち抜かれてダウンするとセコンドがタオルを投入。

 見事第4代KROSS×OVER認定 KICK ライト級王者となった般若は試合後のマイクで応援に来てくれた方々への感謝の気持ちを伝え、KROSS×OVERの絶対王者になると語った。

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