キックボクシング
レポート

【KROSS×OVER】乾秀人が小川悠太に競り勝ち無敗のままウェルター級王者に。グンター・カルンダが中平卓見にKO勝ちでヘビー級王座獲得。般若HASHIMOTOがテレカ∞をKO、ライト級新王者に=『KROSS×OVER.29 -2024 CLIMAX-』

2024/12/26 22:12

▼第17試合ダブルメインイベント1st KROSS×OVER認定 KICK ヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×中平卓見(北眞館/王者)
[2R 1分31秒 KO] ※顔面へのヒザ蹴り
〇グンター・カルンダ(コンゴ/ReBORN経堂/挑戦者)
※カルンダが第4代KROSS×OVER認定KICKヘビー級王者に

 両者は2022年の11月に対戦経験があり、初回にカルンダが中平を顔面への飛びヒザ蹴りでダウンさせたが、徐々にダメージを回復させた中平が、ガードを固めてのローキックでカルンダの動きを止め、3Rに左ストレートでダウンを奪い痛み分けのドローとなった経緯がある。

 その後、中平は工藤勇樹をKOで下し第3代KROSS×OVER PRO-KICKヘビー級王者となるが、対するカルンダも連勝中のグレイブディガーをTKOで下すなど勢いに乗っている。2年ぶりとなる因縁の再戦は、中平が現チャンピオンの意地を見せ防衛に成功するか。それともカルンダが悲願のベルト獲得となるか。

 1R、カルンダはパワフルな左右のフックを叩きつける。中平はガードを固めてカーフキックを狙い撃ち。カルンダはボディパンチからヒザ蹴りも混ぜて崩しにかかるが、体格で上回る中平のガードは固い。攻撃を積極的に仕掛けているのはカルンダだが、ダメージでは中平が優勢か。

 2R、ガードの上からも構わず強打を連打するカルンダに対し、中平のガード戦法は変わらない。その隙を突くかのようにカルンダのヒザ蹴りが中平の顔面を突き上げる! 堪らず前方に崩れ落ちた中平は10カウントで立ち上がることができず。

 再戦でKO勝利をあげ、新たなヘビー級王者となったグンター・カルンダはリング上で喜びを爆発させた。

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