▼第16試合KROSS×OVER PRO-KICK FEATHERWEIGHT(-57.5kg) FIGHT NEXT TITLE CHALLENGER TOURNAMENT 3分3R 決勝戦
〇横山晏輝(リーブルロア)
[2R 1分55秒 TKO]※カーフキックでダウン×3
×山下明涼真(TSK japan)
当初、KROSS×OVER KICKフェザー級次期挑戦者決定トーナメントの決勝戦として、濵田修成vs横山晏輝のカードが組まれていたが、濵田がやむなく欠場となり、代わりにTSK japan擁する無敗の新星、山下明涼真が抜擢された。
山下は11月10日に行われたKROSS×OVER CAGE4でTARGET SHIBUYAの豪基すぎやまと対戦すると、大方の予想を覆し初回に左フックでダウンを奪った末に判定で勝利を挙げ、無敗記録を4に伸ばしている。もう一方の横山はトーナメント初戦で神谷勇輝相手に初回KO勝利、準決勝は優勝候補の一角であった松下竜之介との戦いでダウンを奪い死闘を制して勝ち上がりデビューから3戦3勝と快進撃を続けている。
無敗の若手同士で行われる決勝戦を制し、現王者に君臨する清水俊貴への挑戦権を獲得するのは一体どちらか? 激しい試合展開が予想される。
1R、横山は左右のカーフキック、山下は左ミドルで様子を見ている。中間距離でパンチが交錯する場面もあるが、有効打はない。
2R、両者共に初回と同じ展開思われたが、1分が経過した所で横山のカーフキックを被弾すると、山下の左足が動かなくなり苦悶の表情を浮かべながらで最初のダウンを喫してしまう。立ち上がる山下に横山は追加のカーフキックで2回目のダウンを奪う。
それでも根性で立ち上がった山下に対し、横山はボディパンチからカーフキックのコンビネーションで試合を終わらせ、デビューからの無敗記録を4に伸ばした。
過酷なトーナメントを見事制し、KROSS×OVER KICKフェザー級王者の清水への挑戦権を獲得した横山。それを迎え撃つ清水も、挑戦者の気持ちで臨むとリング上のマイクで語った。横山が無敗のままフェザー級の王座まで駆け上がるか。それとも清水がそれを阻止し、王者として君臨し続けるか。注目の一戦が決定した。