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レポート

【K-1 KHAOS】全員デビュー戦の格闘代理戦争チームがK-1選抜チームに勝利、メインは松本日向が橋本実生との接戦制して一矢報いる

2019/09/27 22:09

▼第4試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦・中堅戦 K-1 KHAOS NIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
〇久保一馬(FIGHT CLUB 428)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×目黒翔大(優弥道場/ピーターズ)
※本戦の判定は29-30、29-29、29-29


 目黒はK-1アマチュアで優勝歴があり、K-1 AWARDSでアマチュアの最優秀選手賞を獲得。格闘代理戦争出演でデビューが伸びたが満を持してのプロデビュー戦となる。

 久保もK-1アマチュアで実績があってそこからのプロデビュー。KRUSH本戦にも出場経験がありプロ戦績は2勝(1KO)3敗。


 1R、サウスポーの目黒は左の蹴りからパワフルな左ストレートと右フック。特に右フックのヒットが目立つ。久保はなかなか手が出なかったが、後半は右ミドルを蹴っての右ストレートへつないでいった。


 2R、目黒が飛びヒザ蹴りも交えてパンチを繰り出してくると、久保は右ミドルを返していく。リングサイドに陣取った同門のKINGレイナが「下がるな、前へ出ろ」と檄を飛ばす中、久保は前へ出て右ストレートを当てていく。

 3Rも前へ出てパンチを放っていく久保。右ストレート、右ミドルでガムシャラに攻める。勢いに押される目黒だが、顔面へ前蹴り、左のパンチを返す。判定はジャッジ1名が目黒を支持したがドロー。延長戦へ突入する。


 目立つヒットはないが前へ出て手数を出すのは久保の方だ。右フックを被弾した目黒はパンチで逆襲に出るが、久保は下がらず右ミドルを蹴ってガムシャラにパンチを出す。目黒が飛びヒザを放てば久保も飛びヒザ、久保の連打をもらった目黒は連打を返す。打ち合いを繰り広げる両者だが、前へ出続けて手数も出した久保が延長戦を制した。K-1選抜が初勝利。

▼第3試合 K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦・五将戦 K-1 KHAOS NIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
×勇治(ネクサスジム)
判定0-3 ※27-30×3
〇此尾昂希(Fighting Kairos/久保ファミリー)


 此尾は格闘センスに優れた選手で久保優太も高く評価している。空手がバックボーンでプロボクシングでデビューした経歴もある自力、レベルの高いファイター。


 勇治は5勝(2KO)3敗の戦績を持ち、TRIBELATEではライト級とスーパー・ライト級王座の二階級制覇を達成している。K-1では今回が2戦目。

 1R、サウスポーの此尾は左ハイを蹴ってからの左三日月蹴り、左ヒザと蹴りを巧みにヒットさせ、左ストレートも突き刺す。勇治は右ミドルと右ストレートで前へ出るが、此尾の距離で試合は進む。


 2R、此尾は左三日月蹴りから左ストレートをクリーンヒットさせ、ヒザ蹴りの連打。果敢にパンチで前へ出ようとする勇治だが、そこへ此尾がヒザを合わせる。此尾のヒザがタイミングよく何度も入る。しかし、ヒザ蹴りを多用するあまりホールディングの注意も。


 3Rも勇治はパンチで前へ出るが、そこへ此尾が左ストレート、ヒザ蹴りを合わせる。手数の減った此尾だったが、左の攻撃を的確に当てていく。強烈な左ハイで勇治が仰け反る場面も。勇治が飛び込んだところでバッティングとなり、右目上もカットしてドクターチェック。再開後、此尾の左ボディからの右フックが何度も決まるが、勇治は前へ出てパンチを放っていく。


 奮闘した勇治だったがクリーンヒットの差は明らかで、此尾がジャッジ三者とも30-27の完勝でデビュー戦に勝利。これで格闘代理戦争チームが3連勝で勝ち越しに王手をかけた。

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