▼ONEストロー級ムエタイ 3分3R
〇アリーフ・ソー・デチャパン(タイ/マレーシア)
[判定3-0]
×ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)
アリーフは2023年4月のONE Friday Fightsから参戦し、4連勝(2KO)を飾ったが2024年4月にジャン・ペイメンに判定負け。続く7月のエリス・バルボーサ戦も判定2-1で敗れたが、8月にザカリア・ジャマリをKOして再起した。177cmの長身でまだ20歳。戦績は58勝9敗。
ゴンサルベスは2016年頃からタイを主戦場とし、MAXMUAYTHAIやエクストリームムエタイで活躍。2017年にP-1トーナメントで優勝すると、2018年3月にはWPMF世界ライト級王座を獲得。2018年6月にはエクストリームムエタイ-60kg王座も獲得した。
2019年10月にONE初参戦を果たすといきなりロッタンのONEムエタイ世界フライ級王座に挑戦したがスプリット判定負け、2020年12月にはMOMOTAROにTKO負けと連敗。2022年のONEムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝でスーパーレックに初回KO負けし、その後も連敗とONE戦績1勝5敗と崖っぷちだ。今回は階級を下げて臨む。戦績は66勝(32KO)9敗。
1R、身長差は16cm。まずは右ローの蹴り合いからスタート。右の相打ちではゴンサルベスが有利となり、アリーフが下がる。前へ出るゴンサルベスが右カーフを蹴っていくが、そこへアリーフは右のカウンターと右ボディストレート。アリーフはワンツーから右ミドル、首相撲で組むとヒザ&ヒジ。一度離れると再びパンチから首相撲に持ち込むと頭を下げさせ、強烈なヒザ連打でゴンサルベスは腰を大きく落としてダウン寸前に。
2R、いきなり後ろ蹴りを放つ余裕を見せるアリーフ。このラウンドもワンツーからの右ミドルを主軸に飛びヒザ蹴りも放つ。ゴンサルベスはアリーフの蹴り足をキャッチすると右ストレートでアリーフを転倒させ、前へ出ていくがアリーフが左右ストレートの連打で迎え撃つ。
右カーフを狙うゴンサルベスにアリーフは飛びヒザ蹴り、テンカオにヒジ。左のテンカオを連続と突き刺すアリーフはヒジも繰り出しながら首相撲からのヒザ。このヒザでほぼ圧倒の形となるアリーフ。ゴンサルベスは左右フックで応戦するが、テンカオをもらい、組まれてもヒザと徹底したヒザ攻撃。
3Rもゴンサルベスは右カーフを蹴り、左右フックにつなぐ。ゴンサルベスの右カーフに明らかに効いた様子を見せてしまったアリーフだが、サウスポーになって左ヒザと左右ストレートで対抗。アリーフがバックハンドブローを空振りし、ヒザを着いたところでゴンサルベスがヒザを蹴ってしまいイエローカードに。
再開後、右カーフを蹴るゴンサルベスにアリーフは前へ出て捕まえに行く。左ヒザを蹴るアリーフに、その左足を右カーフで蹴るゴンサルベス。左フック、右ストレートで倒しに行くゴンサルベスにアリーフはロープを背負ってピンチとなったが試合終了。
3Rはあわや逆転かというピンチを迎えたアリーフだったが、判定3-0で勝利した。
Walter Goncalves gets a yellow card for an illegal grounded knee 🚫
— ONE Championship (@ONEChampionship) November 9, 2024
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