(C)GONG KAKUTOGI/POUNDOUT
2024年10月5日(土)千葉・幕張メッセ 国際展示11ホールにて、髙谷裕之が主催する『POUNDOUT』第1回大会の開催および9カードが発表された。
「千葉県から世界へ」──国内の格闘技界から精鋭たちが集結する同大会は、主催の髙谷裕之による「格闘技には人生を変える力がある」という信念のもと、その言葉を証明する舞台となる。
プロ全10試合が予定される今大会で、9試合が決定。
▼フライ級 5分2R・延長1R
山内 渉(FIGHTFARM/修斗世界フライ級6位)
松場貴志(パラエストラ加古川/第2代GRACHANフライ級王者/現フライ級4位)
注目は、2023年11月の修斗世界フライ級チャンピオン決定戦で、新井丈と年間ベストバウト級の死闘を繰り広げた山内渉(FIGHTFARM)の約1年ぶりの復帰戦。
山内は、元GRACHANフライ級王者でレスリングを基盤とするグラップラー松場貴志(パラエストラ加古川)と対戦する。松場は2024年2月の『GRACHAN67』で御代川敏志の投げに3R 左腕脱臼で負傷TKO負けからの再起戦となる。
▼フェザー級 5分2R・延長1R
中村京一郎(EXFIGHT/GRACHANフェザー級3位)
鍵山雄介(コブラ会/ GRACHANフェザー級4位)
また、フェザー級では『格闘代理戦争』トーナメント優勝の中村京一郎(EXFIGHT)と、UFCファイターのチェ・ドゥホに唯一日本人として勝利した経験を持つ鍵山雄介(コブラ会)の対戦も決定。
中村は『格闘代理戦争』でミスター・ホンデ、ギレルメ・ナカガワ、トミー矢野を下して優勝。特典の『超RIZIN.3』出場権は行使せず、今回の『POUNDOUT』出場となった。プロでは2022年4月の『POUNDSTORM』でのデビュー戦の敗戦後は4連勝中(アマチュア・非公式試合は5戦無敗)だ。
鍵山は、2024年5月の前戦『GRACHAN69』で高橋孝徳に判定負け。大搗汰晟戦でのTKO勝ち以来、2年2カ月ぶりの白星を掴むか。
▼バンタム級 5分2R・延長1R
手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会/第3代.第4代GRACHANバンタム級王者/現バンタム級2位)
笹 晋久(THE BLACKBELT JAPAN)
バンタム級では、UFCとRIZINに出場経験のある元GRACHAN王者・手塚基伸(シークレットベースドミネート)と、THE BLACKBELT JAPANの実力派ファイター笹晋久が激突。笹は2023年12月のPANCRASE田嶋椋戦での判定負けからの再起戦。手塚はGRACHANでTSUNEに2連敗から復活なるか。
▼ライト級 5分2R・延長1R
山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN/元GRACHANフェザー級・ライト級2階級王者)
岡野裕城(マッハ道場/ HEATライト級王)
ライト級では、元GRACHAN二階級王者の山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN)が再起、現HEATライト級王者の岡野裕城(マッハ道場)との対戦も決定した。
2023年5月の『RIZIN.42』フェザー級戦で体重超過し、横山武司に一本負けした山本は、2024年7月の『RWS Japan』で75.0kg契約で翁長将健に2R TKO勝ち。MMAでもライト級で再起を目指す。岡野は、HEATで2連勝後、PANCRASEで粕谷優介、松岡嵩志を相手に2連敗中。こちらも再起なるか。
▼フェザー級 5分2R・延長1R
斎藤 翼(FIGHTFARM)]
児山佳宏(THE BLACKBELT JAPAN)
さらにフェザー級で、スイッチスタンスを駆使するストライカーの斎藤翼(FIGHTFARM)と、レスリング出身でポジショニングに優れる児山佳宏(THE BLACKBELT JAPAN)の試合もラインナップされている。
“POUND”を冠する大会らしく、『POUNDSTORM』の流れを汲むような高谷代表のこれまでの人脈、『格闘DREAMERS』『格闘代理戦争』参戦ファイター、そして、昨今のMMAで評価の高いストライキングの強者たちが集い、さらにGRACHANファイター、千葉ベースの実力者たちが揃う『POUNDOUT1』。
旗揚げ大会に向け、髙谷裕之代表は、プレスリリースに「僕自身、格闘技との出会いが人生を大きく変えてくれました。それは、ただのスポーツではなく、僕の人生に新たな道を切り開いてくれたものです。格闘技には、人の心を動かし、人生を変える力があると信じています。この力を皆様にも感じていただきたく、今回の『POUNDOUT』を開催することを決意しました。『POUNDOUT』では、本当の強さを求め、自分の限界に挑む選手たち、そして世界に挑戦する勇気を持つ選手たちを応援しています。彼らの熱い戦いを通して、格闘技が持つ無限の可能性と感動を感じていただければ幸いです。
地元千葉から世界へ。新たな挑戦の瞬間を、皆様と共に作り上げていきたいと心から願っています。どうぞ、僕たちと一緒に格闘技の力を感じ、選手たちに熱い応援をお願いします。皆様のご声援が、彼らの力になります。よろしくお願いいたします」と記している。
発表された9カードおよび、出場予定選手は下記の通りだ。