6日前代打出場のハメドが、「減点1」のメン・ディンに判定勝ち
▼ウェルター級 5分3R
〇ラミ・ハメド(レバノン)13勝3敗(8KO/TKO・1SUB)
[判定3-0]
×メン・ディン(中国)34勝9敗(27KO/TKO・2SUB)
マイアミで練習するレバノンのラミ・ハメドは6日前代打出場。2023年のDWCSを負傷欠場していた。
メン・ディンは、アイルランドと中国のハーフで香港人。2023年10月の上海『JCK Fight Night』での2連勝から10カ月振りの試合。WLFではキックボクシングルールも戦っている。今回の試合に向け、チーム・オーヤマで練習を積んできた。
1R、手を下げステップを踏む伝統派空手スタイルのハメドに、左インローを蹴ったメン・ディン。ハメドの右ハイはかわす。遠間から左ジャブを突き、スイッチしたハメドが左ストレートを突き、左インローをヒット。
オーソに戻し右を突くハメド。メン・ディンは右を振ってケージに詰めてクリンチ。メン・ディンの左ヒザがローブローとなり中断。再開。
左ロー、右ジャブの出入りのハメドは、メン・ディンの入りに跳びヒザを狙う。ここはクリーンヒットは避けたメン・ディンは組むが、ハメドは右回りで切る。右ボディから再び組むメン・ディンだが、両脇を差し上げるハメドはヒザ。
離れてメン・ディンは右ボディから組むが、離れ際に左を突くハメドは跳びヒザでホーン。
2R、メン・ディンは左ローから。細かく足をシャッフルするハメドを追い、右ローのメン・ディンは後ろ蹴りを腹に突く。サークリングするハメドをワンツーで詰めるメン・ディン。サウスポー構えからかけ蹴りを突くハメド。ワンツーから組むメン・ディンだが、脇を差され崩せず。
メン・ディンの右カーフに左を合わせに行くハメド。押し込むメン・ディンのヒザがローブローと主張するハメドだが、レフェリーは続行を指示。メン・ディンの詰めに、ハメドは左のテンカオ。互いの右が交錯すると、メン・ディンは右ミドル!
しかしハメドも左ミドルを返し、ケージを背にしてカウンターを狙う。メン・ディンは、ハメドの左ストレートの飛び込みに合わせてボディロックと小外刈りでテイクダウンもホーン。
3R、ジャブのダブルで前に出るメン・ディン。さらに右ローの打ち合いも最後に打つのはメン・ディン。左ストレートをのどもとに突くハメド。追うメン・ディンは後ろ蹴り。その詰めに左の蹴りはハメド。右ローを下から蹴り上げるメン・ディンだが、ローブローに。中断。
再開。追うメン・ディンは「来い」とジェスチャー。左回りのハメドはステップを踏んで左ミドル。メン・ディンの下から蹴り上げの右ローが再びローブローとなり、1P減点に。
再開。ハメドは左回り。追うメン・ディンは組むが、ハメドが差し返して離れて左ボディ。右ミドルを突いて左回りを止めたいメン・ディンは組むも両脇を差しているのはハメド。離れて、みたび組んだメン・ディンだが倒す術に欠ける。メン・ディンのヒザ蹴りで離れる両者。ハメドの左右フックでホーン。
判定はメン・ディンに減点もあり、3-0(30-27, 29-27×2)でスクランブル参戦のハメドが勝利した。