ヒロヤ「カーフがクリーンヒットしていたので、ちょっと追いすぎた」
──試合後の率直な感想をお聞かせください。
「控室戻ったときはあんま覚えてなくて、ぶっちゃけ。1回そこから気持ちがすごい落ちたのですけど、未来さんとか目の前にして暗い感じでいるのもアレだなと思って。別に暗い気持ちでいても結果が変わるわけではないので、前を向いていかなきゃいけないんですけど、まだ心の整理がついていないなって感じです」
──所選手の対戦前のイメージと変わったことがあれば教えてください。
「いや、イメージは全く同じでした」
──今回あの展開になったことについて、今どう思っていますか？
「（カウンターパンチを）合わされたなというか。自分がいい感じに展開も進んでいたけど、そこに集中しすぎていたのと、所さんもそこにかけて出してきたところにクリーンヒットしたなっていう、ぶっ飛ばされたって感じです」
──試合の記憶はありますか？
「最初はまったくあまり覚えていなくて夢のような感覚で虚ろ虚ろ覚えていたような。今は動画も見ましたし、試合映像を見たので。だいたい全部戻ってきましたね、今」
──所選手が下から足関節を狙うシーンはエスケープしたものの、そこから勝負を急いだということはありますか？
「あそこは逆に冷静に。僕はあそこでヒジを本気で何発か打ってやろうかなと思ったのですけど、所選手の勝機があるのは寝技の方かなと思ったので、ここは立った方がいいなと思って、普通にあまりそこは焦っていなかったです。
足関を狙ってくるだろうとは思っていて、そこはまあ徹底してトップキープすれば全然潰せるかなと思ったので、いいところを、ポジション取れたらそこをキープして徹底的に潰して、そこで攻め急がず立ちに持っていこうというのがプランでした」
──蹴りにパンチを合わされたのは所選手の上手さ？
「いや、必要以上に僕がカーフを狙いすぎました」
──効いているという感覚があった？
「そうですね、しっかりクリーンヒットしていたので、ちょっと追いすぎたというのがあります」
──所選手のような相手に対しての今回どう攻略しようとしていたかのプランを教えてください。
「今回は、打撃を戦おうと思っていました。KOです。打撃のKOを狙っていました」
──1年前の『超RIZIN.2』の参戦時に負け、大晦日での勝利があって今回を迎えて、1年前と心境は違いますか？
「全然違いますね、ここで負けるかって感じですね、正直。いやあ、上手いこといかないですね、人生」
──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
「自分がフライ級のチャンピオンになると考えてアメリカ行ってUFCファイターたちとたくさん練習もしてきて、なんかもうここ一番で負けるかっていうふうに、現実を突きつけられている。でもこれ、どうしようもないんで。まあでも、クヨクヨしてもダサいな、とは思いますね」
