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レポート

【K-1】大波乱のボスニア大会、リザーブから勝ち上がったツヴェチカニンが優勝、イストラテがまさかの試合放棄で初戦敗退!=WORLD GP 2024 in Sarajevo東欧ラウンド

2024/06/30 02:06

▼無差別級東欧予選トーナメント一回戦第1試合 3分3R延長1R
〇カディル・イルディリム(D&Kスポーツセンター/トルコ)
判定3-0
×トーマス・ハロン(チェコ)
※イルディリムが準決勝へ進出。

 イルディリムは17勝4敗の戦績で37歳、194㎝、110kg。WAKO-PRO世界スーパーヘビー級王座の他、トルコの王座を24回防衛しているという。キャッチコピーは「ターミネーター」で入場曲はターミネーター。

 ハロンは85勝(30KO)21敗3分、192㎝、101kg。WAKO-PRO世界スーパーヘビー級王座、2021年Road to ONEヘビー級キックボクシングトーナメント優勝、WKN世界ヘビー級王座、WKA世界ヘビー級王座など数々のタイトルを獲得している。

 1R、ハロンはガードを高く上げて前へ出るが、右ストレートをもらってダウン。イルディリムは右フック、右ロー、右ハイ。ハロンはガードを高く上げたまま右ロー、左インローを蹴る。左右に構えをスイッチするハロンは飛びヒザ蹴りも放つ。

 2R、ハロンが前へ出て左右フックを打つと、イルディリムが右フックからの左ストレートのでダウンを奪ったがこれはスリップ判定に。ハロンはパンチの3連打から右ハイ、さらに右インローから右フックにつなぐ。イルディリムはヒザ蹴り。ハロンはガードを固めて前へ出ると、左ボディの連打と右インロー。ハロンが盛り返したか。

 3R、イルディリムは後ろ回し蹴りの大技を見せ、これはブロックされたがハイキックを放つ。クリンチ状態になってイルディリムがロープまで押していくと、ハロンがトップロープからリングの下にもんどりうって転落。

 怪我が心配されたが少しのインターバルで再開すると、ハロンの右ミドルにイルディリムは右ストレートを合わせる。ハロンはワンツーから左フックの3連打を見舞うが、イルディリムはヒザで反撃。イルディリムは前蹴り、右ミドルを蹴りながら下がる逃げ切り体勢。ハロンも攻め込むことが出来ず、判定3-0でイルディリムが準決勝へコマを進めた。

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