▼第10試合 3分3R 65.5Kg契約 ビッグバンルール
×山際和希(谷山ジム/第7代Krushウェルター級王者)
判定0-3 ※29-28×2、29-27
〇昇也(士魂村上塾/元Bigbangスーパーライト級王者)
山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に君臨したが、2021年1月の初防衛戦に敗れて王座を失った。前戦は2023年12月にヴィトー・トファネリとドロー。40勝(13KO)21敗5分。
昇也は2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制して第4代Bigbangスーパーライト級王者となった。2021年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。7月には瓦田脩二に判定負け、10月もバズーカ巧樹に敗れて連敗し、2022年1月のBigbang王座防衛戦では増井侑輝に判定負けで王座を失った。しかし、7月に三宅祐弥に初回KO勝ちすると10月には瓦田脩二を延長戦の末に判定勝ちでリベンジ成功。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。前戦は琢磨に敗れている。20勝(8KO)12敗2分。
1R、山際は距離を取って右ミドル、昇也は右フックから入っての左ストレート、バックハンドブローでも距離を詰める。離れて戦いたい山際と近距離で戦いたい昇也のせめぎ合いとなる。
2Rも同様の展開だが山際は昇也の入り際に左右フックも合わせていく。強引に入る昇也はフックを当てようとすると両者接近しすぎてクリンチ状態に。そこでは山際がヒザを蹴る。
3Rはさらに両者が距離を詰めてもみくちゃのクリンチ状態が何度も続く。どちらかが一発当てては組みつくという展開。しかし、残り時間わずかで組みつく山際を振り払うように右フックから左フックを振るった昇也がダウンを奪う。山際が立ち上がったところで試合終了のゴングが鳴り、昇也の勝利となった。