▼第11試合 メインイベント第1試合 スーパーライト級タイトルマッチ 3分3R ビッグバンルール
〇琢磨(OFA/王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×ポッシブル K(K'growth ジム/SB日本スーパーフェザー級1位/挑戦者)
※琢磨が王座防衛に成功。
琢磨はパンチが武器で、2017年2月にNJKFフェザー級王座を獲得。同年11月にはWBCムエタイ日本王座にも就いて二冠王となったが、2019年2月に葵拳士郎に敗れて王座を失った。2021年2月にはレジェンドの国崇を右ストレートでKO。様々な団体に出場。2023年9月の王座決定戦で加藤港を破り王座に就いた。
ポッシブルはシュートボクシングを主戦場にしながら、様々な団体に出場。2023年12月3日には『Bigbang』でMA日本ライト級王者・平澤優聖を2RでKOして6連勝を飾ったが、同月25日の香港遠征でヒュン・ツェイ・ヘイデンに判定で敗れ連勝がストップ。2024年2月のスックワンキントーンでは小林司に判定勝ち。4月のスックワンキントーン スーパーライト級王座決定戦3分5Rで健太に敗れ戴冠ならず。20勝(9KO)15敗。
1R、ポッシブルは左右ローを蹴り、琢磨はローを蹴り返しつつ、いつも通り身体ごと伸ばす右ストレートを顔面とボディに放っていく。琢磨の右ストレートがヒットする場面が目立った。
2R、ポッシブルはガラッと戦い方を変えてアグレッシブに攻め、左オーバーハンドをヒット。右ボディも。ロー、カカト落とし、ハイキックと繰り出すポッシブルの蹴りを琢磨はさがってかわすが、1Rほど右ストレートが当たらない距離に。しかしラウンド終了間際、ショートの距離で琢磨の右が強烈にヒットし、ポッシブルが大きくバランスを崩した。
3R、ガムシャラに突っ込んでパンチを当てに行くポッシブルだが、琢磨は当てさせず。ポッシブルの蹴りにも蹴りを返して譲らず。ところどころで右もヒットさせ、琢磨の完勝となった。
琢磨はマイクを持つと「ポッシブル選手は7連勝くらいしていて、毎日結構憂鬱で。ポッシブル選手もシュートボクシングで1位だと思うし、ベルト全然届くし、一緒に頑張っていきたい」とポッシブルへエール。そして「前回ベルトを獲るまで5連敗してしまって、今は5連勝なんですが、毎日苦しいことがあるけれど表裏一体で、そういうことの裏にはいいことがある」とメッセージを送った。