▼第15試合 ミドル級 キックルール
×我龍真吾
判定0-4
○萩原裕介
我龍は元暴走族で、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。日本ライト級王座に就いた。フリーとなってからは各団体にひっぱりだこの人気者となり、J-NETWORKウェルター級王座、M-1ミドル級王座、WMAF世界ミドル級王座、UKF世界ライトミドル級王座、WMF世界ライトヘビー級王座を獲得。MMAやプロレスにも挑戦した。2011年7月に引退試合を行っている。現在48歳。
萩原はボクシングでインターハイにも出場したことがあるという。THE OUTSIDERでは7勝2敗1分、BreakingDownは2勝1敗。
我龍がリング中央でお馴染みのメンチ切りをして試合開始。我龍はさっそく両手を差し出して我龍タイムを誘うが、萩原は手を振ってこれを拒否。我龍は右ローから左ストレートを打つがスピードがない。前に出続けるがスピードがなく、身体も動いていない我龍に萩原が下がりながらのパンチ、右ミドルを当てる。
前へ出てパンチを繰り出す我龍だが、萩原が下がりながら左右フックを当てる展開が続く。しかし、打たれても打たれても前に出る我龍のパンチも終盤は当たり始める。
後半は意地を見せた我龍だったが、判定4-0で萩原の勝利となった。
萩原はマイクを持つと「我龍さん、バケモノすぎましたね。多分今までやった中でトップクラスなタフな選手で、気持ちで立っていたと思うので。ああいう僕よりも年上の人がこういうところに勇気をもって出てきてくれるというのは僕も心を打たれたところがあったので、もう少し僕も頑張れたらと思います」と語った。