MMA
インタビュー

【UFC】ストリックランド「コスタの罠にははまらない」「PRIDEルールは“弱い男”には無理」「まわし? つけるよ。相撲部屋に行くぞ」

2024/06/01 15:06

デュ・プレシとの戦いは学びがあった。コスタの罠にははまらない

──さて、本題に入ります。1月のドリカス・デュ・プレシ戦はタフな試合でした。スプリットに割れた判定でミドル級王座を手放しましたね。

「俺はあの試合勝ったと思っているし、デイナ(ホワイト代表)も俺が勝ったと思っていたはずだ。まず顔を血で覆われた状態で試合はするべきではないと思ったね。自分のしたいようなパフォーマンスをする事ができなかった。だけど目に血が入ると見えないし。まぁ、でもまた復活して上がるだけだ。次はコスタ戦で、見てくれればと思う」

──あなたの強みは圧力をかけて、近い距離に自分から入っていってコンタクトを多くして相手を疲弊させるところにあると思います。しかし、あの試合ではデュ・プレシに圧力をかけられる形となった。あの試合から学んだ事は?

「そうだな、ヤツは本当にタフガイだ。スキルが高い選手かって言ったらそうではないがハードに戦うヤツだと思う。気持ちが入った戦いをする。それについてはリスペクトをしていて。相手がヤツじゃなかったからもっと簡単に立ち回れていたと思う。あの展開は俺にとって、いい気づきにもなったよ。常に“ああじゃなかったら、こうしなかったら”っていうのは付きまとうし、今でも自分が勝ったと思っているが。とにかく上を向いてジムでいつも通りに備えるだけだ」

──その点で、今回の対戦相手のパウロ・コスタは下がりながら戦うときがあるから、ストリックランド選手の圧が活きるのではないですか。

「そうだな、でもヤツは下がったところに入り込んだ瞬間に捉えるっていうやり方が多いよな。それで捉えたらもう止められない。だから目を使ってよく見て、シャープでいる事が大事だ」

──たしかに。パウロはカウンターの強い右ストレート、それに右の上下の蹴りもあります。

「相手の罠にハマらず入り込んで、右やオーバーハンドをもらったりしないようにする。まぁ、言うだけなら簡単なんだけど、コスタはベーシックな選手だと思うから。あいつが放つものはきちんと見切れると思う。まぁ、やってみたら分かるな」

──今回はコメインながら5R戦です。どんな試合になるでしょう。

「まず判定までいかないっていうのが俺にとっては大事だ。前回の試合を経て、今回は本当にコスタを負かしたい。それが3ラウンド目でも4ラウンド目でも5ラウンド目でもだ。とにかく最後まで力を抜かず戦うのが大事だ。カーディオがキーになるだろうし、顔が血まみれになったりしてくると、俺の中の弱い女みてぇな部分が語りかけてきたりする事もある。とにかくフィニッシュするのが重要だと思っている」

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