パウロ・コスタ「俺たちは同じ側にいると思う」
──2月のロバート・ウィテカー戦から4カ月。あなたにとってあまりない連戦となりますが、それについてどう考えている?
「2017年に戦ったことがあるけど、ほんの数日の違いだ。近いけど、確かに最も短い感覚だ。前回のウィテカーとは良い試合だったと思う。長い間リングに立っていなかったけど、試合後は気分が良く、怪我もなかった。前回の試合での努力を無駄にせず、成長し続けているんだ。当初はジャレッド・キャノニアと戦う予定だったけど、ストリックランドに変更になった。この素晴らしい機会を逃すわけにはいかないからね」
──5ラウンドの試合は誰の提案ですか?
「UFCが5ラウンドを提案してきたから、それを受け入れただけだ」
──ショーンについてどういう印象ですか。
「彼が時々クレイジーな行動を取ることは知ってる。でも、本質的にはいい奴だと思うよ。彼は愛国者で、自分の国や人々のためにベストを尽くしたいと思っている。俺も同じだ。だから、俺たちは同じ側にいると思う。でも、彼のトークも、プロモーションにとっては良いことだ」
──数週間前にショーンが、あなたは契約にサインしていないと話していましたが?
「いや、UFCとはいい契約を結んでいたよ。特に問題はなかったし、ショーンもそれを知っている。でも、彼は話題を作りたい、試合をプロモートしたいんだ。それが彼の狙いだ」
──現在あなたはミドル級7位。元王者でランキング1位の上位のショーンに勝つ意味は?
「興味深い質問だね。ショーンはすでにアデサニヤに勝っている。もしアデサニヤがドリカスに勝って、ショーンが俺に勝てば、次はショーンとアデサニヤの再戦だろう。でも、どうなるかは分からない。俺はアデサニヤともチマエフとも因縁がある。俺が素晴らしいKO勝ちをして、アブダビでの内容次第では大きなチャンスが巡ってくるかもしれない」
──ところである会社がAIを使って最もハンサムなUFCファイターのトップ20を選出し、あなたは2位にランクインしたが、それについてはどう思うか。
「AIの選出した結果は嬉しいけど、俺がBLFだから。B=ベスト、L=ルッキング、F=ファイター、つまり史上最もハンサムなファイターだからね。コナーが1位というのはありえない(笑)」
──ところで新しいコーチを迎え入れたことへの影響は?
「新しいコーチのネトは素晴らしいコーチだ。彼は俺に新しい視点を教えてくれた。どう影響しているかは、試合を見ればわかるだろう」
──メインイベントのダスティンとイスラムの試合についてどう思う?
「ビッグファイトだ。両方とも好きだし、ダスティンとは同じマネージャーがいる。でも、イスラムはもしかしたらハビブよりも強いかもしれない。彼は素晴らしい打撃スキルを持っていて、グラウンドでも信じられないほど強い。両者にとって、かなり難しい試合だと思う」
──“キャプテン”エリック・アルバラシンは、「今回の試合で新しいパウロ・コスタが見られる」と言っていましたが。
「その通り、コーチ陣、医師、理学療法士たちが、俺を進化させてくれている。俺は33歳で全盛期だ。毎回の試合で進化し続けている。今回の試合は5ラウンドだから、時間は十分にある。前回見せたスピニングバックキックのように、もっと多くのことを見せるつもりだ」