キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】加藤有吾が心をへし折りヌアシラーを見事KO、引退試合の杉本卓也がダウン奪われるも気迫の猛攻で髙橋聖人とドロー、馬渡亮太はオートに敗れる、HIROYUKIが山田航暉に競り勝つ、健太は今年5試合目で67勝目、鈴木宙樹が足を負傷してKO負け

2024/05/17 19:05

▼第2試合 63.5kg契約 3分3R
〇健太(E.S.G/元WBCムエタイウェルター級王者)
判定2-0 ※30-29×2、29-29
×KJヒロシ(Y'ZD GYM/RKAスーパーライト級王者)


 健太は2005年プロデビューの大ベテラン。2008年5月にNJKFウェルター級王座を獲得。その後、NJKFスーパーウェルター級王座、初代Krush -70kg王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座も獲得し、NJKFを代表する選手として『ONE Championship』など世界を舞台に戦ってきた。2021年9月にホームリングNJKFでの試合で100戦目に到達、その試合を勝利で飾っている。2024年2月には『KNOCK OUT』に参戦し、初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・良太郎に判定3-0で完封勝利し、ベテラン健在ぶりを示した。戦績は66勝(21KO)43敗7分。


 1月に中国、2月にKNOCK OUT、3月14日にカンボジア、4月14日には『スックワンキントーンadvance』でスーパーライト級王座決定戦をポッシブルK(K'GROWTH)と行うことも決まっており、5カ月連続での試合となる。


 ヒロシは沖縄県豊見城市にあるY'ZD豊見城ジムの所属選手で“オキナワの暴れん坊”の異名を持ち、2020年11月の『戦場』でDBS&RKAスーパーライト級ダブルタイトルマッチでTKO勝ちして二冠王に。戦績は14勝(12KO)15敗1分と負けも多いが勝利のほとんどがKOだ。近年は『BOM』を主戦場としている。


 1R、ヒロシが右カーフを蹴ると健太も同じ技を返す。前に出る健太が踏み込んでのジャブから右ストレート。健太が左ハイを見せておいての右フックを打つ。ヒロシは右カーフをしつこく蹴り、健太はジャブを突きながら前へ出る。互いに相手のミドルをキャッチしての崩しを混ぜる。ヒロシの飛び込んでの右フックがヒットしたところでラウンド終了。


 2R、健太はジャブを突きながらの右ロー。ヒロシの右カーフは足を引いてかわしていく。左フックから右ストレートのカウンターを狙う健太。パンチを見せての右ローを蹴っていく健太だが、ヒロシの右カーフをもらって足が流れ始める。健太のジャブに前へ出て左フックを当てに行くヒロシ。クリンチから離れると健太は右ストレートで前へ出て行く。


 3Rもジャブを打って前へ行く健太にヒロシは右カーフ。ジャブで健太が接近するとヒロシは左右ボディを打って健太を下がらせる。しかし、健太はすぐに前へ出てジャブ、右ストレート。ヒロシは下がりながらも左三日月、右カーフを蹴る。健太が左フックからの右ハイを浅くヒットさせるが、ヒロシも右ハイを蹴り返す。互いにヒジを打ち、健太が右ストレートをヒット。ヒロシは思い切り右フックを振る。ジャブを突いて前に出た健太。


 健太を追い込む場面もあったヒロシだが、判定2-0で健太が勝利を収めた。

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