キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】加藤有吾が心をへし折りヌアシラーを見事KO、引退試合の杉本卓也がダウン奪われるも気迫の猛攻で髙橋聖人とドロー、馬渡亮太はオートに敗れる、HIROYUKIが山田航暉に競り勝つ、健太は今年5試合目で67勝目、鈴木宙樹が足を負傷してKO負け

2024/05/17 19:05

▼第3試合 54kg契約 3分3R
〇HIROYUKI(RIKIX/元新日本キックボクシング協会フライ&バンタム級王者)
判定3-0 ※30-29、29-28×2
×山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)


 HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍している。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、決勝へ進出するも花岡竜に敗れて準優勝。2023年11月にはRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の1回戦で長谷川海翔にまさかのKO負けを喫した。戦績は34勝(15KO)13敗4分。 


 山田は日本ムエタイ界の名門キング・ムエで幼少期から活躍し、20歳で引退するも24歳で復帰。2023年「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、1回戦で勝利するも5月の準決勝で花岡竜に敗れている。


 1R、ガードの高い構えから右ミドルと右ロー、左ミドルと左ローを蹴る山田。HIROYUKIは左フックから右ミドル、ジャブを突いていく。右カーフを蹴り合い、山田がヒジを出そうとするとHIROYUKIは離れる。HIROYUKIはワンツーをヒットさせると一気にワンツーの連打。ジャブを突きまくるHIROYUKI。左ボディを打つHIROYUKIに山田hは左ミドルを返す。HIROYUKIが左ミドルを蹴ると山田も左ミドルを返し、さらに右ミドルを返すHIROYUKI。


 2R、右ハイの蹴り合い、右ローの蹴り合いから山田が前へ出て左ロー、左ミドルを蹴っていく。HIROYUKIは山田の高いガードを下げさせたいか、ボディへの前蹴りやジャブ、右ボディストレートを打つ。山田が右ミドルを蹴るとHIROYUKIは右フックを合わせに行く。山田の右ミドルに左三日月で対抗するHIROYUKI。山田のワンツーからの左右ロー、HIROYUKIも負けじと右ストレートからコンビネーションを回転させる。


 3R、左右のローとミドルを蹴る山田にパンチを合わせに行くHIROYUKI。ジャブを打って前蹴りを相手の前足へ打つHIROYUKI。ヒジ、ヒザも繰り出すHIROYUKIが右ストレートをヒットさせるとさらにストレートを重ねていき、ヒジとヒザも打ってまとめる。前へ出る山田にHIROYUKIは左右の連打とヒジ、左ボディ。山田も左ミドルで応戦する。


 判定は要所要所で攻撃をまとめる山場を作ったHIROYUKIが3-0で勝利。「11月にRISEで人生賭けて戦ってKO負けしてやめようと思って落ちこぼれた生活をしていました。でも周りの応援してくださった方のお陰でまたリングに立つことが出来ました。あとはKO勝ちで10万円欲しかったんですが、それはまた今度ってことで」と話した。

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