『日本のRIZIN』を俺が『世界のRIZIN』にします(鈴木)
マット上で鈴木は「言ったろ?『1R KO勝ち』で。有言実行。“絶対王者”になるって。『日本のRIZIN』を俺が『世界のRIZIN』にします! 俺について来い!」と叫んだ。
その光景がリプレイされているモニターをバックに金原は、ここまでのキャリアを記者陣に問われ、「本当に諦めずやること以外に言葉はなくて。自分はずっと光を浴びた選手ではないし、メジャー団体が無くなることなど色々経験して、こうしてRIZINでメインイベントを張らせてもらえるのは光栄なことで、決していいことばかりではなかったけど、頑張ればチャンピオンシップを戦える、報われることを、辛い他の40代の人に伝わってくれればいいなって思います」と語り、「でも年齢を言い訳にせずに、“MMA”で勝ちたかったな、というのはあった。でもできなかったんで“はい”って感じです」と苦笑。
「鈴木が日本MMAを背負えるか」との問いに、「俺に勝ったんだから、背負ってもらわないとね! 困りますよ」と答えている。
RIZINフェザー級王座を防衛した鈴木は、Bellator王者のパトリシオ・ピットブルとの再戦も浮上するなか、クレベル・コイケvs.ファン・アーチュレッタ、朝倉未来vs.平本蓮戦の勝者との対戦、ヴガール・ケラモフ、ビクター・コレスニック、イルホム・ノジモフらの台頭も見据え、「世界」と戦うことになる。
いまだ歪だが、突出した武器を持つ鈴木が、MMAとしての強さを増し、金原が戦ってきた世界を、いかに実現させて絶対王者となるか。“天下無双の稲妻ボーイ”の今後に注目だ。