キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】KING剛が初回TKO勝ち、三度目の正直で王座戴冠。KING龍蔵が王者対決を制し「6月のRISE大阪で梅井泰成とやってもいい」

2024/04/04 15:04

▼第8試合 DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
◯上野コウキ(直心会)
判定2-1 ※29-28×2、29-30
×健真(BLACK☆Jr)
※上野コウキがトーナメント決勝に進出


 周囲の期待を裏切ることなく、所属するBLACK☆Jrのキッズたちを従え、[元祖]たこ焼きのうたで入場してきた健真。対する上野は今年1月に宮城武蔵(名護ムエタイスクール)を三日月蹴りで2RTKOで下して西日本統一ライト級王者となったばかり。試合は-60㎏挑戦者決定トーナメント準決勝がかかる一戦らしく、シーソーゲームになった。


 上野が左ミドルで攻め込めば、健真はワンツーからのカウンターのヒザ蹴りでやり返す。2Rになっても、健真のバッティングで試合が一時中断した以外、試合の流れはさほど変わらない。2Rまでのオープンスコアは三者ともイーブン。3R、勝負をかけた上野は前に出てパンチを強振すれば、健真も打ち合いに応じる。そうした中、健真の蹴りがローブローになってしまい、イエローカードを提示されてしまう。しかし1分30分過ぎになると、健真も積極的に自分から前に出た。


 スコアは2-1で上野。3Rの試合内容が命運を分けた一戦だったか。試合後、上野は「ぶっちゃけ、自分が負けたと思っていた。でも勝ったからにはもっと強くなって、6月のトーナメント決勝では絶対に勝つ」と必勝をアピールしていた。

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