キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】KING剛が初回TKO勝ち、三度目の正直で王座戴冠。KING龍蔵が王者対決を制し「6月のRISE大阪で梅井泰成とやってもいい」

2024/04/04 15:04

▼第1試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
×ゆいら(NJKF健心塾)
判定0-3 ※28-30×2、28-29
◯山﨑天輔(VALIENTE)


 この日は第1試合が熱かった。NJKF健心塾のゆいらが身長162㎝ならば、VALIENTEの山﨑の身長は176㎝。両者の身長差は実に14㎝もあった。その差をゆいらがいかに切り崩すかが勝負のキーポイントだった。


 1R、山﨑は身長差を活かしたテンカオを軸にワンツー、前蹴りを矢継ぎ早に繰り出し、ゆいらを懐に入れさせない。


 終盤になると、距離感を掴んできたゆいらはようやく反撃を開始。右ストレートや右ローで切り崩しにかかる。続く2R、山崎が2階から打ち下ろすようなワンツーを繰り出すと、ゆいらは「そんな攻撃は効かない」とばかりに微笑を浮かべる。その後、ゆいらは強引に相手の懐に入ると、試合は俄然ヒートアップ。このラウンドはゆいらが優勢だった。


 ただ、この時点でのオープンスコアは1-0で山﨑。あとがないゆいらはガードを固めて中に入ろうとするが、山﨑はテンカオで鉄壁のガード。結局、このラウンドはほぼ互角の展開のまま終わった。気になるスコアは3-0で山﨑。最後まで予断を許さない展開だったという意味で、場内の熱は一気に高まった。

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