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インタビュー

【UFC】前フライ級王者ブランドン・モレノが語るロイバル戦、平良達郎、堀口恭司、そして扇久保博正。「僕は“MMA”から始めた世代」=2.24 UFCメキシコ

2024/02/22 09:02

ヒロはドッドソンに勝ったのか、本当にすごいよ

──そんなあなたの名前を日本のファンが最初に知ったのは、『The Ultimate Fighter 24』でした。世界中のフィーダーショーから同階級の王者が集まるという、唯一無二のチャンピオンばかりのトーナメントで、あなたはWFFフライ級王者として参戦した。あのとき日本の修斗王者として扇久保博正選手が準優勝したことをどう感じていましたか。

「ヒロマサとTUFでともに戦っていたのは2016年かな。とても強かったし、人としてすごく優しいヤツだった。彼がUFCとサインできなかったのは……とても残念なことだ。でも、日本のRIZINなどで素晴らしいキャリアを積んでいるだろ? あの後、会う機会はまだないんだけど、僕の事まだ覚えていてくれるといいな。将来会いたいと思っているよ」

──間違いなく覚えていると思います。扇久保選手はRIZINでバンタム級からフライ級に戻し、昨年末にジョン・ドッドソンを下しています

「今聞いて感心しているよ……ヒロの試合は結構追いかけていたりしていたんだ。彼のキャリアを見ていたから、日本でバンタム級で戦っていたのは見ていた。ジョン・ドットソンは素晴らしいベテランファイターだ。ドッドソンに勝ったのか……そうか。本当にすごいよ」


扇久保とモレノは同じチームベナビデスとしてTUFに出場。モレノは1回戦で現王者パントージャに敗れ、扇久保が準決勝でカラフランスを撃破したパントージャに判定勝ち。決勝でティム・エリオットと戦った。扇久保以外の選手はUFCとの契約をかわしている。(C)Zuffa LLC/UFC

──もう2人、フライ級の日本人ファイターについて聞かせてください。平良達郎という24歳のプロスペクトについてはご存じですか。

「もちろん。たしかUFCで5連勝中だよね。彼は本当にすごいファイターだと思っている。この階級の将来を担う選手だ。僕はここ数年でこの階級に大きな変化があったと思っているんだ。UFCのフライ級のタイトルマッチは昔だったらもう少しキャリアの早い段階でチャレンジできる環境だったと思う。だけど今は、強い選手が集まっているからタイトルに挑戦するまでの道のりが長い。タツローはとてもリスペクトに溢れたいい選手だ。これから活躍できる事を祈ってるし、彼は活躍できると思うよ」

──最後の1人は、RIZIN王者の堀口恭司選手です。彼はUFCフライ級へのカムバックを望んでいます。もし、彼がいまのフライ級戦線に戻ってきたら、どこに位置すると考えますか。

「うん、すごく興味深い質問だな。キョージの事はもちろん知っているし、彼もまたすごくいい選手だと知っている。そして、結構厄介なファイトスタイルだよね。だけど、デメトリアス・ジョンソンとの試合からもう何年経ったか分からないけど……うん。答えられない質問だな。タツローの質問の時にも言ったけど、この数年ですごくこの階級も変わってきたんだ。だから、どうなるかは分からないね」

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