ライト級王者・林”RICE”陽太がノンタイトル戦で大道翔貴に判定勝ち
▼第6試合 GRACHANライト級 5分2R延長1R
○林”RICE”陽太(パラエストラ森ノ宮/ライト級暫定王者)70.1kg
[判定3-0]
×大道翔貴(TEAM TED/ GLADIATOR 初代フェザー級王者)70.1kg
林は、2023年2月の山下康一朗戦で判定勝ちすると、7月の『GRACHAN 62』で小川道的を衝撃の跳びヒザで13秒 TKO勝ち。さらに10月大会で小谷直之を2R、左から右の返しでダウンを奪いパウンドアウト。2試合連続TKO勝ちをマークした。
12月にはロクク・ダリの負傷により、岸本篤史と「ライト級暫定王座決定戦」を争い、右ストレートでダウンを奪うと、組んでもバックを奪取するなど、林がスプリット判定勝ちで「ライト級暫定王座」についている。
今回のノンタイトル戦の相手は、GLADIATOR初代フェザー級王者の大道翔貴。近年はムエタイやキック、グラップリングの試合で勝利していたが、2023年8月にMMA復帰。『HEAT52×AFC27』でチャン・ユンソンに判定負けとなっている。
1R、ともにサウスポー構え。大道が先に中央を取り、左回りで左ストレートを突く林。プレスをかける大道は左ロー。左フックを当てた林は下がる大道に得意の跳びヒザで前に出ると、組む大道に林は左で差してクリンチボクシングで右を連打。
さらに右で差し上げて投げるとハーフの大道にパウンド。大道のニーシールドを長いリーチで折り畳みパウンドを打つ林。大道はそのヒザを外して顔をまたいで腕十字で林を仰向けにさせるもホーン。
2R、詰める大道。林は左ストレートから組んで押し込み。左で差してヒザを突くもブレーク。ワンツーで前に出る大道。ガード固め左を返す林に、大道は左ローを当てると右ジャブも。林は頭を傾けての左オーバーハンドから返しの右で詰めると大道の右に跳びヒザ。
さらに左オーバーハンドからそのまま頭後ろに組んで回して捨て身気味に引き込み、大道に両手を着かせると、すぐさま身体を起してバックテイク。素早く4の字ロックまで組んで背後から細かいパウンド。リアネイキドチョークへ。剥がした大道。残り2分。
亀になって座る大道を背後からバックマウントにしてパウンドの林。大道はケージ際で林を背負って立とうとするが再びグラウンドに引き込んで林がリアネイキドチョーク! これも極めさせない大道にホーン。
判定は3-0で林が勝利。ライト級暫定王者となり安定した強さを見せている林はこれでMMA5連勝となった。