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【UFC】イマボフがドリーゼに、モイカノがドーバーに判定勝ち。ビビアニ下したシウバが5連勝! 元SEI☆ZAストリアレンコは体重超過のカロリーナにTKO負け。フライ級はジョンソンが17勝無敗のマクスムに初黒星つける。ゴリンボが秒殺勝利、RTU出身ジョンヨンが判定勝ち

2024/02/04 06:02
【UFC】イマボフがドリーゼに、モイカノがドーバーに判定勝ち。ビビアニ下したシウバが5連勝! 元SEI☆ZAストリアレンコは体重超過のカロリーナにTKO負け。フライ級はジョンソンが17勝無敗のマクスムに初黒星つける。ゴリンボが秒殺勝利、RTU出身ジョンヨンが判定勝ち

(C)Zuffa LLC/UFC

 2024年2月3日(日本時間4日)、米国ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Dolidze vs. Imavov』が開催されている。同大会後、続けて『ROAD TO UFC Season 2』が行われる。

 日本時間4日朝6時にスタート予定のプレリムおよび9時開始予定のメインカードを含む全試合が「UFC FIGHT PASS」ならびに「U-NEXT」でライブ配信されている(『ROAD TO UFC 2』は13時半開始予定)。

UFC Fight Night: Dolidze vs. Imavov 速報

現地時間2024年2月3日(土)、日本時間4日(日)
米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインイベント】

▼ミドル級 5分5R
〇ナッソーディン・イマボフ(フランス)13勝4敗(UFC5勝2敗)185lbs/83.91kg
[判定2-0] ※49-44, 47-47, 48-46
×ロマン・ドリーゼ(ジョージア)12勝3敗(UFC6勝3敗)186lbs/84.37kg

 メインイベントのミドル級では8位のロマン・ドリーゼ(ジョージア)と11位のナッソーディン・イマボフ(フランス)が激突。

 35歳のドリーゼは、2021年6月のラウレアノ・スタロポリ、カイル・ドーカス、フィル・ハウズ、そして次週のメイン登場のジャック・ハーマンソンを相手に4連勝・3連続フィニッシュ勝利も、2023年3月の前戦で王座挑戦経験のあるマービン・ヴェットーリに判定負け。再起を目指す。

 対する28歳のイマボフは、ロシアのダゲスタン出身で、2021年2月にフィル・ハウズに判定負けも、以降3連勝。イアン・ハイニッシュとエドメン・シャバージアンをTKOに下すと、ホアキン・バックリーに判定勝ち。2023年1月にケルヴィン・ガステラムの欠場により後の王者ショーン・ストリックランドとライトヘビー級契約で対戦し、0-3の5R判定負け。

 2023年6月の前戦では、ミドル級14位でTDディフェンス100%のクリス・カーティスから3度テイクダウンを奪うなど攻勢に立つも、2Rに偶発的なバッティングにより、カーティスが試合続行不可能となり、ノーコンテストに終わっている。ミドル級上位に上がるのはドリーゼか、イマボフか。

 1R、ともにオーソドックス構え。イマボフは左の関節蹴り。ドリーゼは左前手フックを突いて組みに。両差しで押し込むが、ケージ背にヒジを突くイマボフ。なおも押し込むドリーゼを突き放す。

 互いに右ロー。ワンツーから左ミドルのドリーゼに、右の蹴り、右ストレートのイマボフは左のヒザを効かせて、左フック連打でダウンを奪うと、下のドリーゼは足関節を狙いに行く。それを潰してパウンドするイマボフは背中を見せたドリーゼにバックマウントからパウンドもホーン。イマボフがニアフィニッシュを見せた。

 2R、左をヒットさせたイマボフに組んで右で差して押し込むドリーゼ。体を入れ替えるイイマボフが離れて打撃も、ドリーゼは詰めて四つに。長いクリンチ状態から突き放したイマボフは右! 打ち込まれたドリーゼも右を返すが、イマボフは再び右で前に。

 3R、関節蹴りを見せるイマボフは、組んでスタンバックで背後から左ハイ! 右で差して押し込むドリーゼだが離れ際に右を狙う。四つに組むドリーゼ。金網背に凌ぐイマボフに、ヒジを突いて離れる。イマボフは左三日月蹴り! 右をヒットさせて、左ヒザも。距離を詰めて組むドリーゼは押し込みも左小手のイマボフは崩される。

 4R、ドリーゼの右オーバーハンドの打ち終わりに左を叩き込むイマボフ。両脇を差して押し込むと、脇を潜りスタンドバックに。ドリーゼが片手をマットに着くなか、背後からの蹴りにドリーゼは顔を押さえて座り込む。中断。ドリーゼのコーナーの抗議に、イマボフは応戦し、ハーブ・ディーンが分ける場面も。イマボフに1Pの減点がコールされる。

 再開。イマボフのバックテイクに前転ヒザ十字からスイープのドリーゼだが、イマボフも立ち上がり。そこに組むドリーゼだが、脇潜りバックにつくイマボフ。離れて左右を突く両者。ドリーゼはバックフィストもかわしたイマボフがボディロックへ。ドリーゼが体を入れ替えホーン。

 5R、イマボフの左にバランスを崩しながら足関節を狙うドリーゼ。つきあわないイマボフ。ドリーゼの脇を潜りスタンドバックから蹴り! ドリーゼはアームロック狙いから後転しての足関節からカーフスライサー狙い。足を抜いたイマボフは上からヒジ! 一瞬動きが鈍くなるドリーゼは押し込むもブレーク。

 ワンツーを突くドリーゼ。イマボフの打ち返しに四つに組むが、顔を剥がしてスペースを作ってヒジを突くイマボフ。引き込み気味になるドリーゼだが、イマボフはスタンド勝負を望んでホーン。

 判定は2-0(49-44、47-47、48-46)でイマボフが勝利。「自分のペースで試合を進められた。疲れがたまっていた。ジャブで攻めろと言われていたが拳を痛めていてできなかった。クリス(カーティス)はケージの外で野次を飛ばすならケージのなかでやりあおう」と語った。

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