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【Bellator】バンタム級の“真の王者”は? 正規王者セルジオ・ペティス「遅咲き選手の手本になりたい」×GP優勝の暫定王者パッチー・ミックス「アーチュレッタに敗れた経験がここに導いてくれた」

2023/11/16 14:11
【Bellator】バンタム級の“真の王者”は? 正規王者セルジオ・ペティス「遅咲き選手の手本になりたい」×GP優勝の暫定王者パッチー・ミックス「アーチュレッタに敗れた経験がここに導いてくれた」

(C)Bellator

 2023年11月17日(日本時間18日)、米国シカゴのウィントラスト・アリーナで開催される『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』(U-NEXT配信)の会見が15日、同地にて行われた。

 メインイベントでは、ウクライナの無敗のウェルター級王者ヤロスラフ・アモソフ(27勝0敗)が、ジャマイカ出身でランキング2位のジェイソン・ジャクソン(16勝4敗)と対戦する。また、コ・メインでは、バンタム級現王者セルジオ・ペティス(23-5)が、バンタム級暫定王者パッチー・ミックス(18-1)との王座統一戦に臨む。

 ほかメインカードでは、ライト級ワールドGPの準決勝戦が行われ、元ライト級王者のパトリッキー・ピットブル・フレイレ(25-11)と、準々決勝でトフィック・ムサエフをボディキックでTKOに下したアレクサンダー・シャブリー(23-3)が激突する。

 また、2022年からの因縁が再燃する元バンタム級暫定王者ラウフェオン・ストッツ(19勝2敗)は、ダニー・サバテロ(14勝3敗)と“イタリアン・ギャングスター”の裏庭シカゴで対戦する。

 そして、Bellatorが生んだスター、元フェザー級王者のAJ・マッキー(20勝1敗)は2023年ライト級トップ5にランクされるシドニー・アウトロー(17勝5敗)と対戦する。

堀口恭司に勝利した2人王者が2本のベルトを統一

「バンタム王座統一戦」に臨む正規王者セルジオ・ペティス(米国)と暫定王者パッチー・ミックス(米国)。

 ペティスは、2021年12月に堀口恭司を4R 左バックフィストでKO。2023年6月に1年6カ月ぶりの再起戦で三階級制覇を目指したパトリシオ・ピットブルを5R 判定で下している

 対するミックスは、バンタム級ワールドGPで堀口恭司に判定勝ち、マゴメド・マゴメドフを2R ギロチンチョークに極めて決勝に進出。4月にラフェオン・ストッツを1R 72秒、左ヒザ蹴りによるKOで下し、GP優勝&暫定王座に就いている。初対決の両者による真の王者決定戦の行方は? 会見でのコメントは以下の通りだ。

セルジオ・ペティス(正規王者)「これまでで最もタフなテストになる」

「金曜の夜(日本時間18日)に何を期待しているか? この1年、(対戦相手のパッチー)ミックスはサブミッションとノックアウトを繰り返してきた。金曜の夜は楽しみだね。これまでで“最もタフなテスト”になる。毎回、試合でいろいろな表情を見せている。僕が試合をするたびにどんどん良くなっていくのをみんなは見ているはずだ。僕はハングリーな人間であり、ハングリーな格闘家だ。

 遅咲きの選手たちの手本になりたいんだ。僕は遅咲きの選手(※2011年プロデビュー後10連勝も、UFCでは9勝5敗)だと思うし、自分の動きや技術、自信を身につけるのに時間がかかった。幼少期の僕は自信に満ち溢れた性格ではなく、不安も多かった。兄(アンソニー・ペティス)の影に隠れていたこともあったけど、その暗い時間の中で、自分という人間を学ぶことができたんだ。

(この試合に臨む緊張は)どの試合にもつきもの。どの試合も挑戦だ。この5カ月間、毎日この男、パッチー・ミックスのことを考えていた。少し嫌になってきたよ(苦笑)」

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