▼第2試合 KNOCK OUT OFG-REDライト級 3分3R延長1R
〇古村匡平(FURUMURA-GYM/大和ムエタイ・スーパーライト級王者)
判定3-0 ※28-29×3
×バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライト級王者)
古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMで本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さを磨いている。ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に、2020年2月に行われた「KNOCK OUT無法島GRANDPRIX」では1回戦で丹羽圭介を破る番狂わせを起こし、準決勝ではバズーカ巧樹に敗れるも3位となった。2023年は4月に強豪スリヤンレックからTKO勝利を奪ったが、9月18日にタイでプロムエタイ協会スーパーライト級王座決定戦をチュースワンと争うも判定負けとなった。戦績は21勝(9KO)5敗1分1無効試合。
バットマンは9歳でムエタイを始めて高校卒業後、ヌアソラニー・サムチャイヴィセツクという名前でルンピニースタジアムデビュー。スパイダーマンに扮したセコンドと一緒にバットマンのマスクを被って入場したことが話題となり、“バットマン”のニックネームが付いた。2019年11月にはルンピニースタジアム認定ライト級王座を獲得。2020年は無敗で7チャンネルスタジアムのファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)を獲得し、2021年3月にはタノンチャイ・フェアテックスを破り、7チャンネルスタジアム認定ライト級王座に就いた。
1R、まずはバットマンが軽く左ハイと左顔面前蹴りを当てに行く。右ハイも。古村が左ボディを打とうとするとバットマンは左フックを合わせた。互いに警戒してかロー&インローの蹴り合いと見合いが続くが、バットマンがいきなりの右を軽くヒットさせた。
2R、パンチからハイキックにつなげるバットマンは、いきなり飛び込んでのバックスピンエルボーを繰り出す。もらってはいないが古村が後手に回っている展開。古村の蹴り足をキャッチして転倒させるバットマン。古村が右ストレートで前へ出るとすかさずミドルを蹴って右ストレートへつなぐ。古村は強い右ローから思い切り右フックを放った。バットマンは笑顔を見せる。
3R、古村が左右ボディをヒットさせると組み付いたバットマンはボディロックから豪快にコカす。古村に打たせてから右のカウンターを狙うバットマン。左フックを空振りさせて右フックを打ち込み、ミドルから組んでのヒザ蹴り。左フック、右フックをヒットさせた古村は組んでバットマンを投げ捨てて一矢報いる。さらに残り時間が少なくなると、意を決したか古村が攻め込み右ボディストレートからの左フックでダウンを奪う。明らかにダメージのあるバットマンにパンチで畳み込んだ古村だが時間切れ。