▼第6試合 スーパーファイト KNOCK OUT OFG-RED 61.0kg契約 3分3R延長1R
〇重森陽太(Eight Weapons/KNOCK OUT-REDライト級王者)
TKO 2R 2分08秒 ※セコンドからのタオル投入
×ルンペット・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者)
重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。その後は所属をEight Weaponsに変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負けを喫した。
対するルンペットはセンチャイムエタイジムのセンチャイ会長がイチオシするトレーナー兼選手で山口代表の元に何度も試合の相談があったところ今回の参戦が決定。元ルンピニースタジアム認定ミニフライ&フライ級王者の肩書きを持ち、2013年11月のルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級タイトルマッチで一戸総太に勝利している。
1R、重森は左ミドルと左ローを蹴っていき、ルンペットは左インロー。ルンペットが前へ出てくると重森は下がりながらジャブを当て、これにルンペットが効いた素振りを見せると重森は一気にパンチのラッシュ。ごつごつとした音がリングサイドに響き、最後は右でダウンを奪う。
2R、ルンペットはさらにアグレッシブに右ストレートから左フックを打つ。さらに蹴り足をキャッチしての左フック。またも下がりながらジャブを当てる重森が右フックでダウンを追加。左右連打を繰り出す重森にルンペットも雄叫びをあげなら打ち返す。前へ出てくるルンペットへ重森が左ヒジのカウンターでカットに成功。流血でドクターチェックになる。
ドクターのチェック中にルンペットサイドからタオルが投げ込まれ、重森のTKO勝ちとなった。マイクを持った重森は「私はずっとスランプに陥っていました。本当にもどかしい気持ちを何年間もしていました。つらいことがいっぱいあるんですけれどたくさんの人が応援してくれて嬉しかったです。今日、新日本キックボクシング協会の伊原代表に来ていただいていて、もっと強くなってから来ていただきたかったんですけれど来ていただいてありがとうございます。私は新日本キックから大きな舞台で戦ってきなさいと背中を押していただいて、来てくださったこと本当に嬉しく思います。人生変えるぞって試合中に飛んできた言葉がめちゃくちゃ響きました。人生変えます」と、以前所属していた新日本キックボクシング協会の伊原代表にお礼を述べた。