▼第13試合 PROGRESSフォークスタイルグラップリングウェルター級暫定王者決定トーナメント決勝戦 5分3R
〇森戸新士(藤田柔術/LEOS JIU JITSU ACADEMY)75.80kg
[4-2]
×世羅智茂(CARPE DIEM)76.80kg
※森戸が暫定王座に
フォークスタイルグラップリングのウェルター級暫定タイトル戦。6月大会で森戸新士、網藤雄太、世羅智茂、網藤雄太の4選手が参戦し、準決勝が行われた「PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーンメント」決勝戦・同級暫定王座決定戦として、森戸と世羅が対戦する。
ADCC2024予選イヤー、11月に実施されるオセアニア・アジア予選に向け、国内でも盛り上がるグラップリング界において、そのADCCルールでも必要となる「上を取る攻防」を磨けるのが、PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ルールといえる。このタイトル戦は、正規王者ジェセフ・チェンとの統一戦も視野に入れた一戦となる。
1R、組手争いからアームドラッグを狙う世羅。シングルレッグで尻を着かせるも森戸はバック狙いから互いにスクランブルもポイント着かず。左差しの世羅の投げを足をかけて再三防ぐ森戸はバックテイク。両足をかけることに成功し、バックグラブで2Pを獲得。
2R、左で差して頭をつけるいい組み手になった森戸はシングルレッグも、世羅は首も狙いつつ片足立ちから戻して押し込み仕掛けに。ここを切る森戸は圧力。世羅も押し戻して、タフなレスリングの展開でゴング。
3R、先に詰める世羅に体を入れ替えた森戸がシングルレッグへ。首投げ狙いの世羅にバックに回させず、シングルレッグテイクダウンする森戸がトップを奪い2Pを追加。世羅はデラヒーバから立つ森戸にシングルレッグも森戸はギロチンへ。頭を抜いてトップの世羅が2Pで追い上げるが、森戸の足をさばききれず。世羅は足関節狙うもゴング。ポイント4-2で森戸が勝利した。
PROGRESSフォークスタイルグラップリングウェルター級暫定王座についた森戸は、「広島と山口でレオス柔術をやっています、森戸です。どうしても勝たないといけない試合で硬い試合になりましたが、勝てて良かったです。柔術、グラップリングでベルトを巻くまで頑張ろうと思います。前回、負けたジョセフ・チェン選手、世界ですごい活躍してるんで、僕も負けないように頑張ります」と語った。