▼第11試合 GLADIATORフェザー級 5分3R
〇チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)66.15kg
[2R 4分01秒 TKO]
×ハンセン玲雄(総合格闘技道場Reliable)66.20kg
河名vs.ダウォンと同じフェザー級で、チハヤフルvs.ハンセン玲雄が行われる。
6月の「GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝」で、ダギースレン・チャグナードルジにスプリット判定で敗れたチハヤフル・ズッキーニョス。組みの際であと1歩競り勝てなかった前戦からの再起戦は、“殴り屋”ハンセンとの試合になった。
ハンセン玲雄は、1月大会で神戸リライアブルの同門である中川皓貴がチョ・ソンビンに敗れた直後から、リベンジと王座奪取を宣言。6月大会でGLADIATOR初出場を果たすと、WARDOGフェザー級チャンピオンの徳野一心一馬をわずか30秒で下し、王座決定トーナメント出場のチハヤフルと戦う権利を手にした。
一言で言えば「組み×打撃」となるであろうチハヤフルとハンセンの一戦。フェザー級2試合の勝者は、結果だけでなく内容も吟味され、同日の王座決定T決勝「ダギースレンvs.ジェヒョク」の勝者=新チャンピオンへの挑戦権を獲得することができるか。王座戦線生き残り戦となる。
試合に向けた両者のコメントは以下の通り。
◆チハヤフル・ズッキーニヨス「僕の負け筋が思いつかない」
「ハンセン選手は良い選手だと思います。着実に力をつけてきていて、総合的に戦績以上の実力を持っていると思います。前回の30秒KOもお見事でした。が、申し訳ないのですが、僕の負け筋が思いつきません。彼の打撃で僕は倒れませんし、寝技でも上回ります。ドロドロのスクランブル合戦も望むところです。今大会ではフェザー級タイトルマッチがあり、個人的にはダギースレンが勝ってくれると思っています。僕も差を見せてフィニッシュして、次期挑戦者として真っ先に名前が挙がる試合をします!」
◆ハンセン玲雄「関西にいて世界を体感出来る団体で、チハヤフル選手をしっかり仕留めきる」
「チハヤフル選手は前回大会のトーナメントではダギースレン選手を相手に粘り強い試合をしていて、面白い選手だなと思いました。他の試合を見ても打撃も組みもする、バランスの良い選手という印象です。前回判定で負けていましたが、トーナメントに出ていたチハヤフル選手をしっかり仕留めきって、ベルトに向けて良いアピールをします。GLADIATORは外国人選手も多く出場していたり、関西にいて世界を体感出来る団体だと思い、その舞台で試合をしたいと思っていました。前回初めて出場したので、今回の試合でまずはGLADIATORのお客さんに僕という選手を覚えてもらい、GLADIATORで猛威をふるっている外国人選手をしっかり倒してベルトを獲りたいと思っています」
1R、ともにサウスポー構え。左ローからワンツーのハンセンに、チハヤフルはボディロックでテイクダウン! しかしハンセンもスクランブルから上になり強いパウンド! そのスペースで立つチハヤフルは右で差して上に。引き出して背中を着かせるとハーフから肩パンチ。
金網まで這って立つハンセンはスタンド勝負で左右で前に出るが、チハヤフルも右の蹴りからダブルレッグテイクダウンで尻を着かせてゴング。
2R、左ローのチハヤフルに左カーフでチハヤフルの足を流すハンセンは、チハヤフルのシングルレッグにフックガードから左で差して立ち上がり! スタンドでラッシュをかけたハンセンにチハヤフルも打ち合いに、左ハイを効かせてハンセンの足を止めると左右ラッシュ! スタンドで打たれるハンセンにレフェリーが間に入った。