▼第5試合 ライトヘビー級 3分3R
×パスカル・トゥーレ(フランス)=95kg
判定0-5 ※30-27×5
〇ステファン・ラテスク(ルーマニア)=93.8kg
トゥーレはフランスを主戦場にし、2021年12月にはフランスで行われたK-1ルールの-95kgトーナメントで準優勝。2023年2月の前戦では『ムエタイ・ファクトリー』で元GLORYライトヘビー級王者アルテム・ヴァキトフと対戦して判定で敗れている。GLORYには今回が初参戦。
ラテスクはジュニア時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが14勝(7KO)2敗の戦績を誇る。2022年12月に初来日を果たすと、マハムード・サッタリを強烈な左フックでKOして初黒星を付け、大きなインパクトを残した。2023年3月の2戦目では谷川聖哉にローキックでダウン寸前まで追い込まれるも右フックで逆転KO勝ち。7月17日に両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2023』でK-Jeeとの対戦が決まっている。同じくGLORYには今回が初参戦。
1R、ラテスクは左ジャブと左フックを出しながら前へ行く。トゥーレは左ミドルを蹴って右カーフ。ステップを踏みながら左右に構えをスイッチするトゥーレにラテスクはグイグイと近付いていき、左ボディ、左右フックを繰り出す。トゥーレはハイキックでけん制。オープンスコアはラテスクの10-9×5。
2R、組み付いてきたトゥーレにラテスクは左フックを連打する。さらにトゥーレのヒザにも左フックを合わせた。ガードを固めてワンツーを放つラテスクにトゥーレは前蹴りで距離をとる。すぐに組み付いてくるトゥーレにラテスクはストレスが溜まる展開。距離を詰めて左フックを当ててもトゥーレの組み付きで止められてしまう。ラテスクは左インローを蹴っていく。オープンスコアはまたもラテスクの10-9×5。
3Rも詰めるラテスクだが、トゥーレの組み付きで連打を止められてしまう。ラテスクの左フックで大きく後退するトゥーレ。左フックの連打で大きくバランスを崩したトゥーレに、ラテスクはノーガードでのしのしと歩いて近寄って行く。最後まで左右フックで攻めていったラテスクだったが、トゥーレのステップと組み付きに手を焼き決め手がないまま試合終了。