キックボクシング
レポート

【GLORY】バダ・ハリが試合直前に欠場を発表、モロッコ地震が影響。引退試合スーストが鮮やかハイキックKOで有終の美、初参戦ラテスクが初陣を勝利で飾る

2023/09/10 05:09

▼第6試合 フェザー級 3分3R
〇デニス・ウォシク(ドイツ/同級6位)=64.9kg
判定3-2 ※29-28×2、28-29×2、30-27
×ベルジャン・ペポシ(アルバニア/同級8位)=64.9kg


 ウォシクは2022年8月にRISEライト級王者・直樹からダウンを奪って勝利し、11月にはモハメド・エル・メスバヒにも勝利するなど7連勝していたが、2023年1月にマルコス・リオスに判定2-1で敗れた。戦績は37勝(9KO)8敗1分。


 ペポシは2019年4月にプロデビューして9連勝(6KO)と波に乗っていたが、10戦目にして初黒星。その後は再び連勝街道を突っ走り、ISKA欧州-63.5kg王座、WKN世界-65kg王座を獲得するなど13連勝を飾った。GLORYには2023年2月に初参戦し、アフマド・チク・ムーサに判定で敗れ13連勝をストップされている。戦績は27勝(16KO)3敗。


 1R、前に出るウォシクにペポシは左右ボディと左ローで応戦。前に出て圧をかけるウォシクだが、手数はペポシが多い。ウォシクもワンツー・スリーを繰り出し、ペポシの連打に左フックを返した。


 2Rも前に出るのはウォシクで左右フック、ペポシはヒザを突き上げる。ロープを背負ったペポシにウォシクの左ストレートが突き刺さる。ウォシクの左ボディにペポシはワンツー。手数を多く出すペポシは右アッパーをヒットさせるが、すぐにウォシクが前蹴りからパンチを当てに行く。ウォシクは飛びヒザ蹴りを放ち、すぐに右ストレート。ガードの隙間を縫うようなワンツーもヒットさせてウォシクが優勢に。


 3Rも前蹴りからパンチにつなぐウォシクにペポシは動き回りながら左ミドル、ワンツー。ウォシクは左フックからの右フックを当てる。このラウンドも手数を多く出すペポシは、攻撃でウォシクにガードを固めさせて優勢を印象付ける。ウォシクは前蹴り、飛びヒザだ。さらにウォシクは右ボディストレートからの飛びヒザをクリーンヒットさせる。前蹴りから入るウォシク、近付いてきたところでヒザを突き上げるペポシ。最後にウォシクが距離を詰めて左右フックを当てて終えた。判定は3-2と割れ、ウォシクの勝利となった。

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