(C)GLORY
GLORY 88 x LSFC 2
2023年9月9日(日・現地時間)フランス・パリ
※U-NEXTにて見逃し配信
第8試合のGLORY女子スーパーバンタム級チャンピオンシップの前に、第9試合に出場するバダ・ハリ(モロッコ)がリングイン。メインイベントを欠場することを発表した。
ハリは「皆さま、欠場をお許しください。心から感謝をしています。神様が皆様を守ってくださいますように。私たちはまだ地下に埋もれている人々を探し続けています。私たちは彼らを救出して皆様と共に喜びを分かち合うことが出来ていません。しかし今日、私たちが感じている痛み、モロッコの人々が直面している困難を考えると私たちは同じモロッコ人として一緒なんだということを感じています。私たちは兄弟なんです。今日は戦えません。モロッコの人々が直面している困難に対して神様が彼らを助けてくれますようにと心から願っています。我々は彼らのために祈り、彼らと共に立ち向かうべきです。心から感謝をしています。モロッコの人々と共に私たちはひとつの国、ひとつの王国として団結をしています。神様が亡くなった人たちの魂を安らかにしてくださいますように」と挨拶。
続いて対戦相手のジェームズ・マクスウィーニー(イギリス)もリングに上がり、「彼の見解を尊重する。近いうちに戻って来る」とコメント。
その後、放送席にてハリのコーチが、バダ・ハリはモロッコで8日に発生したマグニチュード6.8の大地震による被害に心を痛め、試合が出来る精神状態ではないことを説明。「モロッコでの地震があってバダ・ハリが住んでいるところと非常に近い。家族も友だちもいてこんな状況では試合が出来ない。彼はいい決断をした」と話した。
GLORYのチェアマンであるスコット・ロッドマン氏は「近々パリでまたビッグマッチを開催します。モロッコのことを考えて今回バダ・ハリは試合をしません」と、次のビッグマッチに期待して欲しいと語った。