▼第30試合 ヨーロッパ対抗戦 キックルール 72.5kg以下
×アルバート・クラウス(オランダ/ヨーロッパ)
判定0-5
〇西谷大成(BreakingDown)
クラウスは2002年5月のK-1 WORLD MAXに初来日、準決勝で魔裟斗を破り、決勝でガオランに勝利して初代世界王者となった。魔裟斗のライバルと呼ばれ、1勝2敗1分。2022年12月、宇佐美秀メイソンに判定負けしている。
西谷は「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生で、MMAで白星と黒星を繰り返すなか、戦場をいったんBreakingDownに移してハイメに快勝すると、2022年9月にDEEPに戻って巽大祐に判定勝ち。2023年5月には高野優樹に判定勝ちして初の連勝をマーク。6月にRIZIN初出場を果たしたが、鈴木博昭に56秒でTKO負けした。
西谷が打ち合いを仕掛け、クラウスもこれに応える。両者が同時にパンチを出す中、バランスを崩して不用意に両腕を伸ばしたクラウスへ西谷が右フック。これでダウンを奪う。
ダウンを奪い返そうと前へ出るクラウスに西谷も左右フックで対抗し、予告通りの飛びヒザ蹴りも繰り出す。クラウスに決定打を許さず、逃げ切ろうともせず打ち合って西谷は試合を終えた。
判定勝ちの西谷は「やっぱトシには勝てませんよ、実際。僕の方が強いと思います。だけど危ないパンチがかすりました。尊敬しています、クラウス選手。予告通り飛びヒザでKOは出来ませんでしたが、決めるしかないんです、僕らは。これから見届けてくれたらと思います」とここから這い上がっていくと語った。