キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】乙津陸がリベンジ&タイトル獲得「次はBLACK獲る」、古村光が逆転のダウン奪い王座奪取、古木誠也が速攻のKO初防衛、バットマンが重森陽太に判定勝ち、森岡悠樹がKOで一矢報いるも対抗戦はK-1グループが2勝1敗で勝利

2023/08/06 18:08

▼セミファイナル(第4試合)スーパーファイト KNOCK OUT-RED -62.0kg契約 3分3R延長1R
×重森陽太(Eight Weapons/KNOCK OUT-REDライト級王者)
判定0-3 ※28-30、29-30×2
〇バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライト級王者、元タイ国BBTVスタジアム認定ライト級王者)


 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。この試合が新日本キックボクシング協会所属選手としては最後の試合となった。KNOCK OUTの6月大会ではリングに上がり、「今後はKNOCK OUT-RED王者としてこのKNOCK OUTのリングで試合をして行きたいと思っております」とKNOCK OUTを主戦場にしていくことを宣言していた。


 バットマンは9歳でムエタイを始めて高校卒業後、ヌアソラニー・サムチャイヴィセツクという名前でルンピニースタジアムデビュー。スパイダーマンに扮したセコンドと一緒にバットマンのマスクを被って入場したことが話題となり、“バットマン”のニックネームが付いた。2019年11月にはルンピニースタジアム認定ライト級王座を獲得。2020年は無敗で7チャンネルスタジアムのファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)を獲得し、2021年3月にはタノンチャイ・フェアテックスを破り、7チャンネルスタジアム認定ライト級王座に就いた。


 2016年1月にはロッタン・ジットムアンノンとも対戦しており、2RでKO負け。『ONE Friday Fights 2』でシャーゾット・カブトフに勝利したナックロップ・フェアテックスには2022年に3連勝。2022年11月と12月はコンスックに連敗しており、2023年初ファイトとなった2月の『ONE FRIDAY FIGHTS 4』ではドゥワンソンポン・ジットムアンノンに判定2-0で敗れている。重森と同じ28歳で、重森の倍以上のキャリアを持つ。


 1R、重森は右ローと左インローから崩しに行く。バットマンも右ローを蹴りつつ、パンチの3連打を放つ。終盤には重森が首相撲に持ち込んだが、バットマンが鮮やかにコカした。


 2R、圧を強めるバットマンは強い左ミドル、アッパーをフェイントにしたパンチを繰り出す。重森も左ミドル3連打を繰り出すが、バットマンは蹴り足キャッチを多用して重森をコカしていく。

 
3R、バットマンは右ミドルを蹴り、強い右のパンチへとつなぐ。重森がミドルを蹴るとスウェーでかわすか、蹴り足をキャッチしてすぐにコカす。重森はパンチでの逆転を狙うがバットマンはそれをスカし、判定3-0で勝利した。

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