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【Bellator】ライト級WGPでパトリッキー・ピットブルがサトシをTKO「朝倉未来に感謝」、フライ級王座戦・堀口vs.神龍はノーコンテストに。渡辺華奈がアルテイガに辛勝。マゴメドフがサバテーロをギロチン葬! コレシュコフがラーキンにリヴェンジ

2023/07/30 11:07

▼第2試合 バンタム級 5分3R
×ダニー・サバテーロ(米国)5位 14勝3敗
[1R 3分55秒 ギロチンチョーク]

〇マゴメド・マゴメドフ(ロシア)4位 20勝3敗

 注目のバンタム級戦(5分3R)。

 アメリカンフォークスタイルレスリングと、ダゲスタンレスリングの猛者同士の戦い。ともにバンタム級ワールドGP準決勝進出者で、今回は事実上のGPの“3位決定戦”となる。

 サバテーロはアメリカントップチーム(ATT)で堀口恭司の盟友。WGPでは、2022年4月大会のワイルドカードで、8戦無敗のジョネル・ルゴに判定勝ち。6月のレアンドロ・イーゴとの準々決勝で、イーゴにテイクダウンを決め続け、判定3-0で勝利。

 バンタム級GP準決勝では、同級暫定王者のラフェオン・ストッツと判定1-2に割れる僅差で惜敗。組みも強いストッツをケージレスリングでは上回っていたとの声も高く、2023年4月にはマルコス・ブレノにリアネイキドチョークで一本勝ちし、再起を遂げている。

 対するマゴメドフは、サバテーロ同様にストッツに判定負けも、エンリケ・バルゾラに一本勝ち。GP準決勝ではパッチー・ミックスのギロチンチョークに敗れている。


 ダゲスタンで散打をベースにレスリングも習得し、北米ヒカルド・アルメイダ&マーク・ヘンリーにも師事するマゴメドフは2011年にプロMMAデビューし、19勝3敗。

 サバテーロは高校レスリングでイリノイ州王者に2度輝き、パデュー大学時代にはNCAAディビジョン1で活躍。フォークスタイルレスリングをベースにATTでMMAに取り組み、2018年にプロMMAデビューし、14勝2敗の戦績を残している。


 1R
、ともにオーソドックス構え。先に中央に詰めるのはマゴメドフ。セコンドにはマゴメドシャリポフがつく。右カーフのマゴメドフ。左ハイでけん制したサバテーロ。遠間からダブルレッグ。がぶるマゴメドフだが、脇を潜り、スタンドバックにつくとリフトして両手を着かせてシングルバックへ。

 背後からリアネイキドチョーク、肩固め狙い。さらに片足をかけてチョークを狙うが、中腰で前に落としたマゴメドフ! しかしすぐに立ってシングルレッグはサバテーロ。

 スタンドに戻っても右を振って前に出るサバテーロ。金網まで押し込むが、その組みにマゴメドフは、引き落としから頭を下げさせて、ニンジャチョーク気味のフロントチョークで仰向けにさせて押さえ込み、アームインギロチン! クローズドガードに入れて絞ると、サバテーロがタップした。





 見事、得意のギロチンチョークで一本勝ちしたマゴメドフは、「チャンスが来たら絶対、逃さないようにした。サンキュー、ジャパン! イタリアン・ギャングスターをダゲスタン・ギャングスターが倒した! タイトルマッチがしたい」と語った。

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